111 19歳の時作った曲をレコーディング〜明日になれば〜 | 柿島伸次オフィシャルブログ powered by Ameba

111 19歳の時作った曲をレコーディング〜明日になれば〜

19歳の時に作った歌「明日になれば」。

なぜかわからないけど数時間でできた曲「明日になれば」。

あまりにも嬉しくて当時の彼女に電話口で歌った「明日になれば」。

 

この曲が4枚目にして収録されることが決まった。

70.80年代の雰囲気をもつ曲、歌詞に公衆電話やタバコが出てくる。

タイトルは確かに古い、田舎から都会に出てきて一人暮らしをしてる男の歌だ。

 

これを作った時僕はまだ実家にいた、アルバイト仲間が一人暮らしをしていてそれをテーマにしてつくった。

実際僕はタバコは吸わないし、生まれも育ちも東京横浜だった。

生まれたところを遠く離れてという境遇にずっと憧れる、そんな時期があった。

 

ライブでは必ずと言っていいほど ピアノで歌ってた。

これにヒロさんのギターが絡む、そう、ヒロさんはこの「明日になれば」をリハで歌ってたら「へー、いいじゃん」とソロを弾きながらステージに上がってきたのだ、これがヒロさんとの最初の出会い、言葉を交わす前に音を交わした。

 

この曲はアップライトピアノを借りて、スタジオでライブ録音したのだ。

ピアノは柴田さん、ガットギターはジョージ、アコギボーカルでせーので録音した。

何故か忘れたけど歌を取り始めたのは夜中の3時頃だった、今はないけどあの頃は0時を超えるのはザラだった。

ちなみに7.8テイク歌うのも普通だった、今はないけど。

CDには咳払いから入ってる、レコーディング当日僕は熱が8度あった、今だったらやらないけど当時はやった。

 

ヘッドホンをつけてマイクの前に座るとアドレナリンが思いっきりでてくるんだろうな。

3テイクくらいとったと思う、何度もやれる気がしたが、何度もやるものじゃないからその中から決めた。

CDに収録された音源は歌いだす前にリップノイズが入ってる、テイクがいいからとOKにした。

 

実はこの「明日になれば」はナッシュビルで佐橋さんアレンジで録音した。

ダンダグモアのペダルスティールが素晴らしくて素晴らしくてたまらない。

 

そのテイクを入れなかったのはどうしてだったんだろう?

あのテイクは「Rolling DOWN HOME」のテイストだ、アルバムのカラーとでもいうのか入らなかった。

 

4枚目のアルバムは詞がとてもプライベートでありパーソナルだ。

日本的なフォークなイメージでレコーディングした。

 

10代の曲が入れることができてとても嬉しかった。

あれから随分時が流れたけど、あいも変わらず今も歌っている。