宝登山神社(その一) | 異界行

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オカルト歴ン10年の著者が、過去に行ってきたミステリースポットの調査内容を報告します。

前回の三峯神社に続き、秩父三社の一つ宝登山神社に今年の5月13日に参拝した内容について報告します。

 

宝登山神社

社伝によれば、景行天皇41年(111年)、天皇の皇子・日本武尊による東征の際、尊が遥拝しようと山頂に向っていると巨犬が出てきて道案内をした。その途中、東北方より猛火の燃えて来るのに遭い、尊の進むことも退くこともできない状態になってしまった。すると巨犬が猛然と火中に跳入り火を消し止め、尊は無事頂上へ登り遥拝することができた。尊は巨犬に大いに感謝したところ、忽然と姿を消した。このことから「火止山」の名が起き、のちに「宝登山」となったという。また巨犬は大山祇神の神犬であった事を知り、防火守護のため火産霊神を拝し、その後山麓に社殿を建て三神を鎮祭した。これが当社の起源であるとされる。(wikiより)

 

三峯神社同様「巨犬」「神犬」つまりお犬さまに対する信仰がある模様。秩父はお犬さま信仰の地なのだろうか。

創建も同じく日本武尊の東征に関係していて、こちらの主祭神は神日本磐余彦尊 (かんやまといわれひこのみこと、神武天皇)。

日本武尊の東征はいわゆる神武東征と象徴として同一のものかもしれず(多次元同時存在の法則)、となると日本武尊を案内したというお犬さまは、神武を案内した八咫烏と同一か?

 

駐車場に車を停め、進んだ先に二の鳥居がある。

手水舎で手を清め、本殿へ向かう。

拝殿。

本殿。

その本殿の瑞垣の中に「日本武尊みそぎの泉」がある。

日本武尊が東国平定の途すがら、山ろくの泉で「みそぎ」をされ、ホド山に登られたとのこと。

あるいは日本武尊はここでバプテスマ(洗礼)を行ったのだろうか?

そして、本殿の背後に日本武尊社がある。位置的には、出雲大社における大国主命を祀る本殿と素戔嗚尊を祀る素鵞社の関係に似ているように思える。

さらに付近には、

天満天神社、そして

宝玉稲荷神社がある。

稲荷神社に行くにはこのような自然満喫の橋を渡り、著者のような神社本殿裏側マニア(?)にとっては楽しい限りである。

稲荷神社なので、お犬さまではなくお狐さまがびっしり。

さらに、色々な神様をひと所に祀った藤谷淵神社もある。

 

さて、この宝登山神社は名前の通り宝登山の麓にあるが、これはいわゆる里宮で、山頂には奥宮も存在する。

三峯神社の奥宮はプチ登山なのでそれなりの装備が必要だが、こちらは何と山頂までロープウェイで行ける。

文明の利器万歳ということで、奥宮を目指し、ロープウェイ駅へ向かった。(その二へ続く)

 

その前に、社務所で御朱印を頂いた。