市場城(愛知県) | おおとり駆の城日記

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子供の頃からお城好き 今までに巡ったお城の感想 その他どうでもいい趣味のことなどあれこれ綴っていきます

愛知県豊田市の市場(いちば)城です。
豊田市といってもここは愛知県と岐阜県との県境、三河の山間部、旧小原(おばら)村にある山城です。小原は和紙の里として知られ、紙漉き体験などもできます。
また四季桜という春と秋の2回花が咲く桜の名所でもあります。
特に秋は赤い紅葉と淡いピンクの桜が同時に楽しめることもあって大勢の人で賑わいます。

さて、市場城は城好きの外国人DJクリス・グレンさんが昨年の講演会で愛知県内お勧めの城ベスト3として紹介していたことで私も初めて知ったお城です。

もともと足助城主だった鈴木氏が文亀2年(1502年)ごろにに築城したのが始まりと伝わります。
鈴木氏は後に鱸(すずき)氏と改称、豊臣政権下では徳川氏に属し、天正11年(1583年)ごろに当主の鈴木重愛は市場城の大改修を行います。
現在残る石垣は、この時のものとみられています。
しかし、文禄元年(1592年)に重愛は家康の関東移封に従わなかったために改易され、市場城も破却、廃城となりました。



駐車場から少し登るとすぐに城跡入り口です。
わかりやすい縄張図の看板がありました。
順路は南から東側へと逆時計回りに遊歩道が整備されており、山城ではありますが、足場は大変良いです。

主郭まで整備された遊歩道を進むと、堀底道の先に近世城郭を思わせる立派な石垣があらわれます。


積み直しもされているかもしれませんが、愛知県内の山城でこのようなきれいな石垣が見られるとは思っていませんでした。
この上には櫓が建っていたとみられますが、詳しい資料は現存しておらず、どのような櫓だったかは不明です。


主郭(本丸)には特に遺構はありませんが、遠く足助方面を見ることができます。

主郭から北西側に降りていくと市場城の一番の見学ポイント、畝状竪堀群です。




竪堀とは敵が横に移動できないように、斜面に縦に作られた堀のことで、土塁と竪堀が交互に隣り合っている構造を畝状竪堀といいます。
愛知県内では珍しい遺構ですとクリスさんが言っていました。
確かに私もこういった竪堀を見るのは生まれてはじめてかも。


外枡形虎口(そとますがた・こぐち)
これも大改修のときに堀切を埋めて作られたとの事で、崩れてはいますが、石垣で囲まれています。

「マムシ注意」の看板が至る所に・・・。
遊歩道からはずれて歩くのは厳禁です。


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