腹ごしらえはバッチリできたところまでが前回。
腹ごなしと言っては何だけれど、橿原神宮はなんだか定期的に訪れたくなる場所だ。
令和22年(2040年)は、御祭神 神武天皇が橿原宮址で第一代天皇として即位されてから2700年の佳節を迎える。
一昨年も冬に訪れていて、こちらで詳しく説明済みなので割愛させていただくとして。
来る令和22年に向け、記念事業として境内特別整備事業を執り進めているとのこと。
表参道周辺の森林整備や表参道の舗装通路新設も行われるらしい。
表参道の舗装通路新設によって車いすやベビーカーを利用した参拝者が参りやすくなるだろう。
参道・鳥居
第一鳥居から西に向かって真っすぐ伸びる表参道。
橿原神宮の鳥居は表参道に2基、北・西参道に各1基の計4基あり、木の地肌や風合いをそのまま生かした素木造りなのが良い。
表参道の鳥居は高さ10m、直径1m。
南手水舎
前回はコロナ禍で蓋をされていた手水舎。
手水の作法も丁寧に書いてくれている。
- 左手を洗います(柄杓を右手に持ち水を汲み)
- 右手を洗います(柄杓を左でに持ち替え)
- 左手に水を受け口を漱ぎます(再度柄杓を右手に持ち替え)
- 左手を洗います
- 柄杓を立てて残った水で柄を洗います
深田池
落ち着く雰囲気の深田池。
鴨や鯉の姿を眺めているだけで癒される。
南神門
南神門は素木建の八脚門で、屋根は切妻造の銅板葺。
南神門の石段を上がると、広大な空と背後に畝傍山を控えた雄大な外拝殿が眼前に広がる。
外拝殿
前述の記念事業として、重厚豪壮なる扉の開閉止め具の金具部分を補修したとのこと。
橿原神宮の拝殿は、内拝殿の左右に廻廊をつけ、前方へ外院斎庭を囲んで外拝殿を置く「二重拝殿型」がとられている。
外拝殿の大絵馬は躍動感あふれる「辰」。
内拝殿
諸祭典が執り行われる社殿。
事前に申し込む正式参拝で参拝することができる。
土間殿
拝殿として建築され、新たな拝殿(現 外拝殿)が建築されることとなり、現在の位置へ移築された。
入母屋造の銅板葺、壁を経てず周囲吹き放しの社殿。
北神門
北神門は、もとは正門として建造された唐破風造の平唐門である。
南神門建築に際し、北神門として現在の位置に移築された。
森林遊苑
森林遊苑は外苑としての役割を持つ、畝傍公苑として整備されたもの。
駐車場の近くには、小さいが藤棚がある。
甲子園球場約13個分という雄大な広さの橿原神宮は清らかな空気に包まれている。
これまでに記載した散策コースをたどると約60分程度かかるので、ゆっくり散策するのもおすすめ。
それではまた。