清風高校で、カンニングが見つかった生徒が、自殺をした問題。
清風高校では副校長が朝礼での訓話で「カンニングをすることは卑怯者が行うことだ。」とよく話をしていたみたいです。
今回、カンニングが見つかった生徒も
別室で複数の教師に叱責
全科目0点
自宅謹慎8日間
写経80枚
反省文の作成
とペナルティーを受けたみたいですが、このペナルテイーは今回の生徒が特別重い訳ではなく、他のカンニングが見つかった生徒も同様のペナルティーみたいです。
反省文を作成している際、先生が反省文を見て「卑怯者」の訓話を持ち出し、必要があれば加筆するよう促してもいたみたいです。
結果としてカンニングをした二日後に自殺をしましたが、遺書には「このまま周りからひきょう者と思われながら生きていく方が怖くなってきました」と書かれていたそうです。
2年前に発生した事件であり、学校側は第三者委員会を設け調査を行った結果として「学校側に指導方法と自殺との因果関係は一定の影響はあった」としつつも「自殺に追い込んだとは言い難い」としました。
しかし、両親としては納得がいかず、教師らがカンニングをする人間を「卑怯者」と表現していたことが生徒を心理的に追い詰めた安全配慮義務違反として告訴をしました。
この事件で感じたことは、何が学校側の落ち度なのかが分からない点です。
朝の訓示で副校長が常日頃「カンニングをすることは卑怯者がすること」とカンニングをすることは良くないこと指導をしています。
また、罰則に関してもこの生徒が特別重いものでもなく、複数の生徒が同じ訓示を聞き謹慎処分後に復学をしています。
この生徒がカンニングするという弱さと、罰則後の自分の評価を考え怖くなったことが事件の本質でしょう。
また、学校側が生徒にあわせ、罰則の強弱をつけることは不可能ですし、この生徒がそもそもカンニングをしなければ、学校側がこのような指導をすることは無かったと思います。
子供が自殺をした際、両親が何か要因を求めるということは良くありますが、今回のケースは正直、同情はできないです。
罰則を受けた後に、両親が子供に対し、ケアーをしていたのかな?という疑問もあります。