なんとなーくノルウェー語とデンマーク語を見分ける方法 | 優游涵泳

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[ゆうゆうかんえい]ゆったりとした気持ちで学問や芸術を味わうこと。

…には程遠く、いろいろな外国語を特に目標も定めず緩く学習。
そして、主に日本語と英語以外のポピュラー音楽の紹介も。


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どんな趣味でも長く続けていれば、それが上手であれ下手であれ何かしらの能力を得るものです。

多言語学習が趣味の人、特に10以上多くの言語を学習したことがある人が身につけているであろう能力があります。
それは「なんて書いてあるのか全然わからないけれど、何語であるかが判る」という能力。
もちろん全く触れたことのない言語はわかるはずがありませんが、少しでも齧ったことのある言語なら使われている文字やその並びから何語であるか判別できるって人はけっこう多いと思います。

しかし、そんな能力を持っている人でも似ている言語の判別は難しいと思います。たとえば、インドネシア語とマレー語、チェコ語とスロヴァキア語、そしてノルウェー語とデンマーク語。
私はチェコ語とスロヴァキア語は多分こっちかなと推測することはできるけど、インドネシア語とマレーシア語は推測すらできません。
ノルウェー語とデンマーク語も非常に見分けづらい言語だけれど、見分けるポイントはいくつかあります。

 

今回はなんとなくではありますが似ている両者の単語レベルでの見分け方をご紹介。

ポイント1.
"ei,øy"という綴りがあればノルウェー語。"ej,øj"ならデンマーク語。

日本語 ノルウェー語 デンマーク語
いいえ nei nej
祝う feire fejre
すてきな deilig dejlig
皇帝 keiser kejser
øye øje
スケート skøyter skøjter

 


ポイント2.
"kje,kjæ,kjø,skje,skjæ,skjø"という綴りがあればノルウェー語。なければデンマーク語。

日本語 ノルウェー語 デンマーク語
退屈な kjedelig kedelig
ペット kjæledyr ledyr
風邪 forkjølelse forlelse
スプーン skje ske
切る skjære skære
軽率な skjødesløs skødesløs


*kjole「ドレス、ワンピース」、skjorte「シャツ」のように"kjo,skjo"という綴りはデンマーク語にもあります。ノルウェー語でも同じ綴りで同じ意味です。

ノルウェー語の発音は[ヒョーレ、ショッテ]、デンマーク語のは[キョーレ、スキョーテ]と全然違います。

*デンマーク語でもPia Kjærsgaard(ピーア・ケアスゴー)Frederik Skjøld Neckelmann(フレゼリク・スキョル・ネケルマン)など固有名詞では"kj,skj"は見られます。

 

 

ポイント3.

"æ"をよく使うのがデンマーク語、そうでもないのがノルウェー語。

日本語 ノルウェー語 デンマーク語
牛乳 melk mælk
アイスランド人 islending islænding
翻訳する oversette oversætte
助ける hjelpe hjælpe
偶然の tilfeldig tilfældig


 

ポイント4.

語中、語末に"k,p,t"が多かったらノルウェー語、"g,b,d"が多かったらデンマーク語。

日本語 ノルウェー語 デンマーク語
少女 pike pige
恐ろしい fryktelig frygtelig
買う kjøpe be
結婚 ekteskap ægteskab
kjærlighet kærlighed
甘い t d

 

 

ポイント5.

"-nn,-ll"が多かったらノルウェー語、"-nd,ld"が多かったらデンマーク語。

日本語 ノルウェー語 デンマーク語
vann vand
わくわくさせる spennende spændende
知る kjenne kende
すみません。 Unnskyld! Undskyld!
gull guld
満たす fylle fylde

 

デンマーク語では"-nd,-ld,-rd"の"d"は基本読まないのでそれぞれ[ヴァン][スペネネ][ケネ][オンスキュル][グル][フィレ]となります。

 

 

ポイント6.

"ch,c"が多かったらデンマーク語、"ch,c"がなければノルウェー語。

日本語 ノルウェー語 デンマーク語
チョコレート sjokolade chokolade
運転手 sjåfør chauffør
チャンス sjanse chance
12月 desember december
自転車に乗る sykle cykle
正確な presis præcis

 

ノルウェー語にもcirka(約)などの語はあるけれど、デンマーク語との差別化を図った結果デンマーク語よりも"ch,c"の出現率はぐっと少なくなっています。

 

そして"ch"と"c"は言語によって音がぜんぜん違うので気をつけなければなりません。上のデンマーク語をカナ書きすれば、[ショコレーゼ]、[ショフーア]、[シャンセ]、[デセンバ]、[スィクレ]、[プレシース]とデンマーク語のそれはサ行、シャ行になります。

ただ、Michael(ミケエル)、Thychosen(ティコーセン)など固有名詞で使われるときは"k"の音になることも多いですが。

 

上記の語はすべてラテン語やフランス語からきたもので、ほかにもstation[スタション](駅)、jaloux[シャル―](嫉妬している)など綴りはそのままでデンマーク語にしています。ノルウェー語ではstasjon[スタショーン]、sjalu[シャルー]とノルウェー語的な綴りになっています。

 

ここまで思いつくまま書いてきましたが、以上の点に気をつければ意味はわからなくともノルウェー語かデンマーク語か判断できる…かもしれません。

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