5/2~5/6に現地入りした時のことです(前回の続き)。
3日目(5/4)は、Kさんの田の開墾。ボランティアセンターに寄せられるボランティアの依頼のほとんどは家や庭・畑での片づけなので珍しい(片づけながらではあったが)!
Kさんは有機農業(というか自然農法)の専門家で、長野県でもとても美味しいリンゴを作っていたが、これからは生まれ育った故郷の復興に全てを注ぎ込みたい、と言う。田んぼには人力ではとても動かない大きなコンクリートの塊も居座っていて、津波の圧倒的な力を改めて感じた。。
ボランティア・パワーで、こんなにきれいに!
(左の写真は道路の反対側だけど、右の所も作業前はこんな感じ)
休憩の時の話。
「元々生命を育む栄養は海から来たんだ。海水が入ったからって石灰を撒くようなバカなことはやめて、自然の持つ力を活かし、引き出す形で再生したい。実例を見てもらえれば、続いてくれる人も出てくるはず」。
Kさんがボランティア全員にふるまってくれたリンゴジュースは、体の隅々に浸みいるような優しい美味さだった。