新しい元号も発表され、いよいよ5月から新たな時代が訪れます。そして、働き者と言われる日本人が迎える新たな時代はいきなり10連休で幕開け。





 

 

 

◇その漢字から読み解く

 

まずはその漢字から読み解いていきましょう。『令』と『和』とはなかなかの組み合わせですね。

 

まずは『令』から。この漢字は号令や命令に使われるように「地位の高い人が部下や一般人に対して支持する」という意味を持ちます。これだけ聞くと嫌な感じがありますね。しかし、『令』には法令のように「社会の安定のために必要なルール」という意味があります。また、尊敬を現す語(令姉、令夫など)としても使われます。ということで、総括してみると『令』は「世のために敬意を持って責任ある者が支持する」ということになります。命令や令状などの印象から、どちらかというとネガティブに捉えられる漢字ではありますが、本来の意味としてはこれではないでしょうか。

次は『和』です。『和』には調和であったりやわらぐという意味があります。共に在る(生きる)というのが根源にありそうです。また、和といえば和風や和洋のように日本の文化や風習を意味する場合にも使われます。

 

そうなると『令和』とはどういう意味になるのか。調和しろという指令が出たわけです。「調和しろ」というと偉そうで強制的ですが、そうならざるを得なくなると思われます。これから外国人が日本たくさん住むようになります。どう頑張っても今までの日本人同士だから通じていた儀礼や空気を読むような文化は維持できなくなります。新たな日本社会を作っていくしかなくなります。働き方も強制的に改善されるだろうし、スピリチュアルを含む少数派だった思想がどんどんポピュラーになっていくでしょう。そんな中で今まで通りなんて通用しないわけです。日本人は変わらざるを得なくなる。「だったら早めに変わった方が後々のためだよ〜」という意思が『令和』からは感じられます。

 

 

◇その言霊から読み解く

 

こういった言葉を読み解くのに最も便利なのがカタカムナでしょう。本質を読み解けるというのが素晴らしいところです。

 

令和=レイワをカタカムナで見てみると、『消失する・伝わるもの・調和』となります。ここでは『消失する』をどう捉えるかがキーポイントになりそうです。というのも、消失するつまり消えるというのは二つの捉え方ができるからです。一つは跡形も無くなってしまうこと。もう一つは見えなくなることです。私は後者の意味で捉えています。ここでの消失するとは陰の世界と陽の世界にある何かが入れ替わるということを現していそうです。「今までこちら側(陰の世界)にあったものがあちら側(陽の世界)に行ってしまう。その代わりとして、あちら側にあった何かがこちら側にやって来る」ということでしょう。

 

『消失する・伝わるもの・調和』を分かりやすく訳すと、「何か新しい要素(エネルギー)がやってきてこの世界にフィット(調和)する」と考えられます。何がやって来るのかについては私には分かりません。ただ分かることは、何か変化が起きるということです。陰と陽の世界でエネルギー交換が行われるのですから今までと同じなわけがありません。古いものは早々に消えていくでしょう。

 

 

◇朝日はかなり眩しい

 

新しい夜明けを告げている新元号ではありますが、その力は強いものとなりそうです。朝日が優しくてゆっくり登れば目覚めも気持ち良いものです。一方で、急に強い日がさせばビックリして飛び起きますね。


日本人は力はあるものの滅多にその力を見せないのは昔からのことです。お尻を叩かれないと動かないわけです。そういったことは度々起きています。そして、またその時が来たのでしょう。

何も恐れることはありません。ただビックリして飛び起きるような朝になるようです。日出ずる国ですので。どこよりも早く朝日がさすのはここでしょう。




【KAITON’S コラム記事】

 

 

KAITON (フリーライター)

高校で人生最大の絶望を経験。それをきっかけに視野が広がり始める。世界を知る中で現代社会の限界に気づき、精神世界に人生の本質を感じる。

コラム発信への想いは、こちらにて紹介しています。