〜 ミニ・コラム 〜

 

 

私たち人間の世界も陰と陽からできていると考えています。陰は経済社会(貨幣ありきの世界)で陽はスピリチュアルの世界です。この二つはお互いにバランスを取り合って存在するものですが、どうしてもどちらかに偏ってしまいます。陰と陽が5:5でベストの状態だとすると、8:2とか3:7となかなか定まりません。今はどうかと言うと、陰が7で陽3くらいでしょうか。

 

この陰と陽のバランスが今変わろうとしています。陰が6で陽が4になるかもしれないと言うことです。つまり、陽の割合が増す=より多くの人がスピリチュアリティに関心を持つようになるということです。

なぜそうなるかというと、2つ要因があります。災害と経済恐慌です。この2つは人の心を傷付けるイベントです。災害では、親族や友達を無くしたり、住む場所を無くしたり、明日の食料が手に入るかわからないようになり大きなストレスを抱えます。経済恐慌では、多くの会社が潰れたり社員がリストラされます。若者は就職先が無くなり、家族の収入も減る。これもまた大きなストレスを抱えることに繋がります。

ストレスを抱えると、自然と人は癒しを求めてスピリチュアルの世界に傾いていきます。セラピーに通ったり、癒しのグッズを手にすることから始まり、徐々に変化が現れます。

 

災害というのはいつ起きるかわかりませんが、経済恐慌は定期的(最近では10年に一度)に訪れます。そして、経済に与えるダメージというのは毎回大きくなる傾向にあります。ということは、この前の大きな恐慌といえばリーマンショック(2008年)ですが、それより大きな経済恐慌が起きるのは自然の流れです。もしもそんな中で大きな災害が起きればどうなるのか?

 

私たちは毎度毎度試されているように感じます。「まだ経済社会続けるんですか?」といった具合にです。それは何も経済社会が悪いと言っているのではなく、バランスが悪すぎるというメッセージだと思います。最初にあるように、経済とスピリチュアリティは陰と陽であり、どちらも人間には必要なのです。

ただ、大多数の人がそのバランスに気付くまで経済恐慌は続くでしょう。気付けなければ次のサインはもっと大きくなるだけです。

 

さて、世界はどう動くのでしょうか?個人的には、次に起きる経済恐慌でも世界は耐えると思っています。しかし、そのおかげでより多くの人がスピリチュアリティに関心を持つことにも繋がるでしょう。次の次には大きく変わるのかな?だいたい40年後くらい?どうなるにせよ、大切なことはバランスです。世界に大きな変化が起きてスピリチュアリティに偏りすぎると、それはそれでバランスが悪いです。どちらも取り入れられた世界が良いのでしょうが、陰と陽で5:5になることはほぼありません。シーソーが右へ左へ揺れるように。

 

 

KAITON’S コラム記事】

 

 

KAITON (フリーライター)

高校で人生最大の絶望を経験。それをきっかけに視野が広がり始める。世界を知る中で、現代社会の限界に気づき、精神世界に人生の本質を感じる。一度は就職活動をするものの、また新たなるチャレンジ、内定を辞退し、本当の自分の人生を歩み始める。

コラム発信への想いは、こちらにて紹介しています。