突然ですが、他力本願で生きれていますか?

実は、他力本願は本来の意味とは違った使い方をされています。今回は他力本願の本当の意味を知っていただき、読んでいただく方の新たな人生の材料になれば、と思っています。

 

◇他力本願とは、

 

他力本願は「人任せにして自分は何もしない」という悪い意味で使われています。しかし、これは本当の意味とかけ離れています。

 

ズバリ、他力本願とは「あなたへやってくる不思議な力に身を任せていれば悟れる」という意味です。ご存知でしたか?そこには人任せとかぐうたらで何もしないという意味は一切ありません。

もともと他力とは「宇宙(仏)の不思議な力」という意味です。一方の本願はというと「阿弥陀仏の願い(意識)」という意味です。阿弥陀仏の願いとは人々が悟りをひらくことです。この他力と本願の意味を理解していただければ、他力本願の真の意味も理解していただけると思います。

 

仏や阿弥陀仏という言葉が出ていることからお気付きの方もいらっしゃると思いますが、他力本願はもともと仏教用語だったようです。それぞれががいつしかとんでもない意味で世間一般に伝わってしまったようです…

 

 

◇他力は宇宙が発信するエネルギー??

 

「他力は不思議な力です」と言われてもかなり曖昧な表現だと思われるでしょう。実際に、私も初めて聞いた時は何のことだかサッパリでした。しかし今になってみれば、他力はエネルギーのことでは?と思います。

 

他力は目に見えない、触れることもできない、香りもしないし音も出さないが、確かにそこにあるそうです。他力は仏から発信され、宇宙から地球、そして人々へやってくるとされています。これはもうエネルギーしかありません。そうなると他力本願の解釈がさらに進みます。

本願とは「みんなが悟れますように」という願いです。この願いを発信しているのは阿弥陀仏(仏)なのですが、阿弥陀仏=宇宙そのものと考えることができます。つまり、宇宙は場所ではなく意識を持つ悟った存在(生命?)だということです。その宇宙は宇宙の中に存在する他の全てが悟れるように願い、悟るのを手助けする他力(エネルギー)を送り続けているということです。

 

エネルギーの正体が私たちが悟れるように仏(宇宙)が差し出す救いの手だとすれば、それを受け入れないわけにはいきません。

 

 

◇全部受け入れて

 

エネルギーは様々な現象を引き起こす源です(詳しくは下の【関連記事】)。そして、みなさんの目の前で起きることは全て、エネルギーによって生み出されたものです。エネルギーが悟りをひらくために仏から提供されているものであれば、どんなことが起きようと、あなたにとって必要なことなのです。

人はどうしても目の前のことに集中してしまいます。良いことが起きたとか悪いことが起きたと考えがちですが、もっと深く物事を見てみると現象が与えられていることに気付くのです。その出来事・現象があるからこそ得られる智慧や経験があるのです。

 

他力を信じ、本願を受け入れましょう。

 

他力本願で生きましょう。

 

 

 

【KAITON’S コラム記事】

 

 

 

 

KAITON(フリーライター)

高校で、人生最大の絶望を経験。それをきっかけに視野が広がり始める。世界を知る中で、現代社会の限界に気づき、精神世界に人生の本質を感じる。一度は就職活動をするものの、また新たなるチャレンジ、内定を辞退し、本当の自分の人生を歩み始める。

コラム発信への想いは、こちらにて紹介しています。

 

 

 

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