どーも

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カイトです

 

筆者はいまマレーシアに滞在しているわけですが、

昨日、休みを使ってペナン島へ。

 

ペナン島とはマレーシアの中でも観光地として有名で、なかでもジョージタウンという町自体が世界遺産の場所がある。

そのジョージタウンで週末になるとアーティストなど様々な人が集まり、それぞれの作品などを売ったりしている。

そこで筆者はあるアメリカ人と出合った。

彼はペンだけで絵をかいていて、筆者はその独特な筆のタッチを気に入ってしまった。少し話がしたいと思い、話しかけてみたところ、とても感じのいい60代ぐらいのアメリカ人のおじいちゃんで、どうも40年以上世界中で絵を描き続けているらしい。お金をためては世界中を飛びまわって絵をかき、アメリカに帰って仕事をしてお金をため、また世界中を旅して絵を描く。

 

なんてすばらしい人生なのだろうか。自分が人生において何をなすか、なにに価値を見出すのかは人それぞれだが、色彩豊かな1つの人生として彼の選んだ道は称賛に値すると筆者は考える。少なくとも、日本で毎日満員電車に揺られ、ストレスを抱えながら得る雀の涙ほどの給料にでその日暮らしをするよりは数万倍も生きている実感を得られるだろう。

 

 話は変わるが、そのおじいさんは三菱製の極細マジックペンを使っている。その理由は、三菱製のマジックペンは何十年も黒であり続けるからだそうだ。実際彼は筆者に40年前に描いた故郷の渓流の絵を見せてくれたのだが、その黒は色あせることなく40年という月日の中、彼の目に映った景色をそのままスケッチブックの上にとどめ続けていた。この話を三菱のマジックペンを作った人が聞けばどれだけ喜ぶだろうか。自分が作っているマジックペンを愛用しているアーティストがいて、その人は世界中を飛び回り、そのペンで絵を描いているのだ。ペンの製造者とアーティストはさながらなんとやらと何かに例えたいのだが筆者にそんな能力がないことを今は悔やむばかりだ。

 

三菱製のマジックペンの開発チーム、そして製造者の皆様、あなたたちの作り上げたマジックペンは今や世界中を飛び回り、1人のアーティストとともに後世まで残り続ける世界の景色をそのスケッチブックの上にとどめていますよ。