【担当】かいてき調剤薬局 小坂店(2021/03/15)

 

《投与期間制限医薬品に関する情報》
本剤は新医薬品であるため、厚生労働省告示第107号 (平成18年3月6日付、一部改正) に基づき、

2020年11月末日までは、投薬は1回14日分を限度とされている。 → 長期処方可
 

 

HIF-PH阻害薬 ロキサデュスタット

【包装】2021/04
〈エベレンゾ錠20mg〉375.4円/
30錠(3錠×10)
〈エベレンゾ錠50mg〉793.9円/
30錠(3錠×10)
〈エベレンゾ錠100mg〉1399円/
30錠(3錠×10)

 

 

【効能又は効果】腎性貧血

-開始の目安-

腹膜透析患者及び保存期慢性腎臓病 → ヘモグロビン濃度で11g/dL未満

血液透析患者                → ヘモグロビン濃度で10g/dL未満

 

【用法及び用量】(Max3.0mg/kg/回)

赤血球造血刺激因子製剤で未治療の場合   → 1回50mg、週3回(例えば月・水・金、又は火・木・土等)  

赤血球造血刺激因子製剤から切り替える場合 → 1回70mg又は100mg、週3回

透析前(透析2.5時間前)投与と透析後投与で本剤の薬物動態に顕著な差はない

 

【 投与量調整】

用量調整を行った場合は、少なくとも4週間は同一用量を維持すること。ただし、増量後4週以内にヘモグロビン濃度が急激に上昇(2.0g/dLを超える)した場合、速やかに減量又は休薬すること。→ 脳梗塞、心筋梗塞、肺塞栓等の重篤な血栓塞栓症があらわれ、死亡に至るおそれがある

 

【本剤の服用を忘れた場合】

次のあらかじめ定めた日の服用時間帯と24時間以上間隔があく場合は、直ちに服用すること。ただし、以後はあらかじめ定めた日に服用すること。次のあらかじめ定めた日の服用時間帯との間隔が24時間未満である場合は服用せずに、次のあらかじめ定めた日に服用すること。同日に2回分を服用しないこと。

 

【合併症・既往歴等のある患者に関する注意】
脳梗塞、心筋梗塞、肺塞栓等の患者、又はそれらの既往歴のある患者
→血栓塞栓症を増悪あるいは誘発するおそれがある。

高血圧症を合併する患者
→血圧上昇があらわれるおそれがある。

悪性腫瘍を合併する患者
→血管新生亢進作用により悪性腫瘍を増悪させる可能性がある。

増殖糖尿病網膜症、黄斑浮腫、滲出性加齢黄斑変性症、網膜静脈閉塞症等を合併する患者
→血管新生亢進作用により網膜出血があらわれる可能性がある。

 

【相互作用】
HMG-CoA還元酵素阻害剤(シンバスタチン、ロスバスタチン、アトルバスタチン等)による筋障害を増強するおそれがあるため、併用する場合は、患者の状態を慎重に観察すること。

 

 

※腎性貧血治療の目標(JSDT腎性貧血ガイドライン2015) 
①保存期慢性腎臓病の腎性貧血目標 Hb 値は,11 g/dL 以上13 g/dL未満
②心血管合併症を有する患者や,医学的に必要と考えられる患者の上限は 12 g/dL にとどめる

③血液透析患者の維持すべき目標 Hb 値は週初めの採血で10 g/dL以上12g/dL未満とする

④鉄欠乏状態であれば鉄剤を投与する

1)血清フェリチン値<50ng/mL
2)血清フェリチン値<100ng/mL かつ TSAT<20%
3)鉄利用率を低下させる病態(炎症性疾患や悪性腫瘍など)が認められない場合で、
血清フェリチン値<100ng/mL または TSAT<20%
鉄補充療法の中止基準:血清フェリチン値が300ng/mL以上