軽くまろやか、エビのトマトクリームソース | 貝谷郁子の和イタリアンキッチンから

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昨日は暑かったけれど湿気が少なめで。ちょっとまったりしたソースのパスタが食べたくなりました。でも、まったり、といっても、生クリームONLYは、ヘビー過ぎることも多く、私が好きなのはトマトクリームソースです。イタリアではSalsa rosa(ローズ色のソース)と言います。基本はトマトソースの作り方。

材料を炒め、

水煮トマトを加えて煮込み、

ほぼほぼ出来上がったところで生クリームを入れ、

ひと煮

というプロセスです。

私がよく作り、料理レッスンでもご紹介するトマトクリームソースは、

ミニミートボールのトマトクリームソース

エビのトマトクリームソース。

昨日はエビにしました。

エビの量は少なくてもそれなりに、多ければ多いで豪華になるのであまり気にしなくて大丈夫です!

玉ネギを大きめなら3分の1個くらいを粗みじん。これも、必死なみじん切りじゃなくて、ザクザク粗みじんがいいのです。

エビは殻付きがやっぱり美味しいので、出来たら殻付きで、殻を剥いて背わたを楊枝で取って。むきえびならそのまま、これもザクザクと切ります。

ソースとしての味もなじみも、切った方が百倍(いや、十倍かな)美味しいので。

ここに白ワインを入れて蒸発させ、水煮トマトを加えるんですが・・・

エビは余り長く煮ると味が出すぎて堅くなってしまうので、

トマトの前に,フライパンの中のものを適当に3分の2くらい、ボウルでもお皿でも取っておきます。残りに水煮トマトを入れて普通に煮ます。そして、取っておいたエビをもどして、最後に、生クリーム!

水煮トマト1缶に、生クリーム100CC前後。

「生クリームとトマトと半々くらいですか?」なんて聞かれることがあるんですが、いやいや、それじゃあ、バランス良くないんです。4:1がおすすめ。

トマトベースなので、ヘビー過ぎず、軽いまろやかさになります。

猛暑の時以外は夏でもおいしい一品。冷凍もOKですよ。