様子はこちらにアップしました。
本日2012年7月17日(火)11:30-、まちの会所で学生(中部大学4年生建築デザイン演習)のまちへの提案発表がありました。
学生にとってはまちへの提案を地元の方たちの前で発表するのはとてもいい機会です。
ここ2か月間で提案に至るために、グループ(3人)で協働して大きなコンセプトをくくりだし、その後個人で提案する、2ステップをふみます。
大テーマは「でらノイズ」
・・・まち歩きでまちの皆さんに話を聞くと、顔の見える関係が残っていて人と人が出会うとすぐおしゃべりがはじまる。こんなことを新鮮に感じたそうです。
また、荷物の搬出搬入からいろんな音であふれていて、全部ひっくるめて雑音に思えることもみんな良きものとして「でらノイズ」なんだそうです。
「でらノイズ」を誘発するソフトのしかけとしてはイベントなどで、
そういうふるまいが「会所」という名古屋らしい空間で行われるようにする。
会所と会所をつなぐ、ハードのしかけもなかなかおもしろい提案でした。
街区の内部に路地をはりめぐらし、立体スロープで、2階も路地のようなアプローチができるようにする。
全体的に、今ある建物を活かしながら、私たちにとっては裏だと思っていたところに人を回遊させる提案です。
さてここからは個人提案
1)「学び処 長者町」
まちに点在する空き空間を路地でつないでまち全体を学び処にしよう!というもの。
私は一枚のパースにぐっときて、飛びついてしまいしまった。
→画像悪くてすみません。
駐車場ができると3方「裏」に囲まれてしまいますが、この提案は、裏の2階レベルに路地を這わせ、
駐車場をつぶさずに、裏に人が回遊するしくみ。
コンセプトワークも、表現も力作で、素晴らしいのに、
うっかりこの1枚に飛びついてしまいしまって紙面全体を写真にとりそびれてしまいました。
2)「K-SHOP」
こちらは短冊状の間口の狭い建物群をポジティブにとらえ、建物の裏側を少しの改修で入口にし、立体路地で結ぶという提案。
蛇行しながら歩ける路地づくりは魅力的。ギャラリーなどもいいけど、呑みや街もいいなーと思いました。
模型もおもしろいです。
3)「音~おと~」
こちらは「でらノイズ」の核となる、まちの中心の四つ角を広場化した提案。
まち中にこんな開放的な場があったら素敵ですね。
かなりの規模を更地にする刺激的な提案ですが、
彼の提案にもあるように、十字路の道路自体を、時間帯によって歩行者専用にすることによって広場化するのは遠くない将来にできそうです。
以上、
地元の人たちは興味深く学生の提案を見ていました。
「街区内路地の提案は、民民で合意できればできる、実現可能なもの」「他の人にも見てほしい」
「裏を見せるのはおもしろい」「『でらノイズ』で、ネガティブなものもポジティブにとらえたコンセプトが良い」
また、こんなエールも「大学院行ってあと2年学生生活があるなら、4シーズン、あと8回まちに提案しに来なさい」
坪井先生の最後のコメントは、
「まちの裏側の可能性を掘り下げる提案をしてくれた。」とのこと。
中部大生がまちの会所で提案してくれるのは今年で5回目。毎回力作が揃います。
フィールドワークや、学生同士でも対話・ワークショップを重要視した演習の進め方で、
戸惑いもあるかと思いますが、やっぱり最後、地元の人の前で発表すると学生自身いっぱい勇気をもらうのではないでしょうか。
まちの人にとっても大きな刺激と学びの場です。
ありがとうございました!
学生たちは、まちでおいしいランチを先生にご馳走になって、解散しました。
徹夜明け、今日はよく寝て下さいね~
まちの会所事務局 名畑
先週1月20日(木)、ゑびすビルパート2の2階で行われた
『長者町アートアニュアル はじまりの会』
会場に用意されたイスがほぼ埋まるほど、
たくさんの人が来ていました!
会のはじめに、まちの繊維会社に長年関わってきた
「長者町おじさん」のお手紙が読みあげられました。
そしてアニュアル実行委員会長・佐藤さんのごあいさつの後、
長者町オリジナルキャラクター『長者町くん』の贈呈式が。
斉とさんの長者町くんの声は、思っていたより
カン高かったですね~
その後、延藤先生の語る『タイツアーレポート』幻燈会
そして『これからアニュアルは何をしていくか?』の
具体的な内容を、副会長の武藤さんが語りました。
会場からも今後のアニュアルに対する意見や感想が出て、
「これからやるぞー!」という感じが伝わってくる会でした
もっと詳しく見たい~という方は、ブログがありますので
長者町アートアニュアル実行委員会のホームページを
チェックです! →コチラ
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