サバ二レース ふりかえり | 冒険手帳のブログ
2016-07-15

サバ二レース ふりかえり

テーマ:サバニレース

今年のレースはトップ3チームが最後の最後まで競い、実に楽しいレースだった。
(今だからのんびりと言えるが、) 

レース終了直後、ざまみ丸艇長・ユキボーから「面白かったなー」と声を掛けられ 私は大きく頷いた。 

清々しくも晴れ晴れとした気分になった。 
勝っても負けても これほど気持ちのいいゴールはなかった。

今夏はじめて女海想の舵を握ったキミから
「どうして当初の予定にないコースに行ったのか?」と質問があった。 

同じような質問を、ざまみ丸や、やんばるチームの満名さんからも聞こえてきた。
「急にコースを変えるから何かあったのか?」 
「何か訳があるはずだけど着いて行く勇気がなかった。」と。
 
表彰式では簡単な説明をしたが、
式のあと、4チーム(海想、女海想、やんばる、サバニトリップ)の応援とクルーが海想の事務所に戻ってから舵取りを担当した3人に詳しく説明した。 

私の戦略が正しかったのかそうではなかったのかは、これを見る方の判断に任せたい。 
自身はトップでゴールする戦略では間違っていなかったと思っている。

問)前島を過ぎてどうして当初の予定にないチービシ側に下ったのか?

(その前にこれまでの戦況を)
海想はスタートから順調なスタートを切った。初めの灯台下で既にトップの位置にいた。
この時点である程度いける。と思っていた。 
ただ問題は弥帆が使えない状況になれば戦況は大きく変わる。 
勝負はジシップを超えてから風が弥帆に入ってくれるかが勝敗を分ける。 
灯台下を超えてからも弥帆を利用すべくやや左側のコースを取り、なるべくバタつく環境を無くそうと考えた。 
潮とやや強い風と最短距離を走っていたざまみ丸に結局、儀志布(ジシップ)のコーナーでは並ばれてしまった。 
弥帆を犠牲にしても最短コースを行った方がよかったのかは今もって判断がつかない。

儀志布から前島までは黒島近辺では突風でカムのビスが抜けて、突然 帆が大きくバタついた。 
マストが前後左右に激しく揺れ、すんでのところで折れるところだった。

ゆっくりティンナーを引き、舟を風上に向けた。 
これよりカムは使用できないので腕だけで踏ん張るしかない。 
スピードが乗らない内にティンナーを引きすぎるとマストが耐えきれなくて折れる恐れがあったので方位は無視してゆっくりゆっくりと立て直していった。

このトラブルで直ぐ後ろを走るやんばるチームとざまみ丸に抜かされると思ったが、以外とその距離は変わらなかった。

突風が過ぎ去ると弥帆が前後に揺れだした。 
つまり弥帆の風が入っていなく単に抵抗になっているに過ぎない。 
弥帆をグイッと引き、風に立てて主帆だけで走った。 

こうなると主帆の面積で勝るやんばるやざまみ丸に追いつかれてしまう。 
案の状、前島のリーフを超える時はやんばるチームに並ばれてしまった。 
まだ半分も来ていないのに貯金を使い果たし、この先風は私に味方してくれそうもない。 
このまま同じコースを走れば結果は見えている。
きっと前日のミーテングどおりに風が上がる少しのぼり気味のコースを取るだろう。

前島のリーフを超えて、私も同じコースを取っていたが大きなうねりが北東方向に入っていた。 このうねりを利用することにした。 
この時点で弥帆にはまだ十分に風が入っていなかった。
弥帆を利用するには方位を120~130度前後に戻す必要がある。
そのためには一旦下り角度を付ける必要がある。 
どの時点で戻すかは難しいところだが、少なくともうねりが十分な大きさになるまでは戻せない。

並んでいる2艇は前島が遮っていた風を抜けてグングンスピードを上げているころだろう。 
恐らく2艇は下に行った海想はトップ争いから脱落したと想像する。 

そしてうねりに乗るように、やんばるとざまみ丸の遥か前方に向けて舵を切った。
弥帆は十分とは言えなくともバタつくことはなかったのでその役目をはたしていた。

大きかったのはこのうねりに乗れたこと。
乗る瞬間は少し北東へのぼすぎてはいたが、乗らない時に修正し、そのロスを差し引いてもスピードが勝った。

上位2チームとゴールとの延長線に入ったときにどちらが先に前に来ているか?でこの戦略の良し悪しが決まる。 
そしてその延長線に並んだときは私は他の2艇を大きく離すことに成功した。

これより先、風が落ち追い風気味となっては前島で追いつかれたように後方のチームが有利になる。状況は決して楽観できないし他の選択肢は限られている。 

この距離を維持しゴールするしかない。 
やはりジリジリとやんばるチームが にじり寄っていた。 
ゴール直前では追いかける勢いで威勢のいい掛け声が聞こえてきた。

何とか逃げ切ったが、その差はたったの2分だった。

おわり。



・座間味入りの船上、コースの下見で盛り上がる
・プレレース・マリリンカップではギャラリーも乗せて座間味の海を楽しんだ


・レーススタート
・女海想の伴走船はサバニ「とも丸」山城昌城氏!


・今年はゴムボートでサポートしてくれたカメラマンの村山喜昭氏!
・「海想」今年はルーキーを迎えて挑んだ



・「女海想」今年はルーキー舵取りで上位チームを追いかけた
・「やんばる」いつも笑いの絶えないクルーたち



・「サバニトリップ」自作のサバニで挑むマコト+西表島からのクルーを迎えて
・スタート前、「楽しもう!」が合言葉。



・表彰式会場にて 


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