★★★★☆

 パリ→ロンドン行きの飛行機の中で、金貸しの女が殺された。死因は吹き矢による毒殺と思われるが、機内で蜂が飛んでいたという証言もあり、ポアロはイギリス警察のジャップ、フランス警察のフルニエと共に捜査に乗り出すが・・・という話。

 

 ジャップがポアロに親しげに軽口を飛ばしまくるのがなごむ。

 ジャップ「あなた殺人犯ですよ。キャッキャ(^Д^)

 ポアロ「ニッコリ( ^ω^)

 ・・・みたいな。どんだけ仲良しなんだこの二人は。(笑)

 

 飛行機の機内という一風変わったシチュエーションもいい。容疑者のうちの若い男女が素人探偵みたいになって仲を深める展開もいい。 ( クリスティー作品あるある! )

 だが、真相と犯行トリックが微妙・・・。そんな真相? 〇〇〇関係ないやないかーい! ( まぁそれがミスリードなんでしょうけど )

 明かされたあの犯行トリックで、はたしてうまくバレずにやることができるのか。結局運なんだろうけど、そういうしょーもないトリックだとは思ってなかったので、正直とても拍子抜け。

 

 いっそのこと、舞台を機内だけにして、人間相関図もそこまで複雑にしたりしなければ、もうちょっとおもしろくなったかもなという気がしないでもない。全体的に、犯行トリック以外はそんなに悪くはないんだけど。

 現場内で全部すます『オリエント急行の殺人』型ではなく、現場を出てあちこち回る『青列車の秘密』型のストーリーかな。