《フェブラリーステークス》
スタート直後に芝コースがあるので、芝コースを長く走れる外枠有利のコース。前に行きたい先行馬が多く、昨年のようなハイペースが予想される。
1エアアルマス
砂被りをわかりやすく嫌がる馬で、砂を被ると後退してしまう。この枠、この頭数では控えると砂を被ってしまうことは確実なので逃げるしかチャンスはないが、前に行きたい馬の多いメンバーが多いのでハイペースに巻き込まれてしまうことは確実。血統的には府中のダートは合うがこの枠は致命的。
2インティ
揉まれ弱い馬馬なので逃げる競馬が多かったが、テン自体は速くない馬。一昨年のフェブラリーステークスは先行馬が多くなく、展開の利もあってマイペースで逃げ切ったが、それまでは1700m以上を走ってきた馬で本来の適正距離は1800mだろう。この枠で揉まれないためには逃げるしかないが、テンの速い先行馬が多く、去年と同じような競馬になってしまいそう。
△3カフェファラオ
壁の厚い古馬ダートG1に初挑戦で6着は能力の証。米国血統なので特殊な中京ダートコースからやや軽い東京ダートコースに変わるのはいい。脚質にある程度自在性がある馬なのでハイペースも対応できそう。ただまだ若く揉まれ弱い面もあるのでこの枠は不安要素。
△4ヘリオス
初勝利は芝で挙げた馬であり芝スタートのこのコースは良い。距離延長は芝ダート合わせて4戦2勝4着1回と好条件。前走根岸ステークスでは終始窮屈な競馬を強いられていたので、前走の経験から精神面での強さが出てきていれば今回の枠でもうまく立ち回れそう。
5サクセスエナジー
本馬は1600m以上の距離を2回しか経験しておらず、一戦は未勝利戦での敗北、一戦は一昨年のフェブラリーステークス8着で適性はない。また今年はハイペースが予想され、キンシャサノキセキ産駒にはスタミナ面で厳しいレースになるだろう。
△6アルクトス
ワンターンの競馬が得意な馬。昨年のフェブラリーステークスはワイドファラオとのハナ争いが長引いて垂れてしまったが、南部杯を勝つなど充実期を迎えていて、徐々に中団からの競馬も覚え始めている今なら昨年よりはいい競馬ができるはず。
△7ワンダーリーデル
昨年の4着馬。東京ダートが大得意な馬で、近二年馬券圏内に入ったレースは全て東京コース。前走は次の1600mを意識した競馬で最後方から追い込んで2着。昨年と同じようにペースの流れる展開は合う。ただG1勝ちまではあと一歩足りない印象。
8ワイドファラオ
1400m～1600mの距離をマイペースに逃げ切りたい馬という印象だが、中央の大きいレースだと強力な先行馬が多く、一昨年のユニコーンステークス以来中央では好走できていない。今回も前に行きたい馬が多いのでマイペースには持ち込めない。コース自体は合う。
◎9サンライズノヴァ
ゴールドアリュール産駒は距離延長の苦手な馬が多く、本馬も例外ではない。2018年、2019年とフェブラリーステークスに出走して馬券圏内に入れなかったのは根岸ステークスからの距離延長ローテだったからだろう。昨年は武蔵野ステークスからの同距離で3着、今年はチャンピオンズカップからの距離短縮。ペースが流れそうなのも良い。
▲10エアスピネル
距離短縮の得意な馬で、芝ダート合わせて距離短縮で4戦2勝2着1回3着1回。芝コースでG1級の力を持っている馬で、芝スタートは良い。長距離実績もありスタミナがあるのでペースが流れるのも良い。ここが最後のG1制覇のチャンス。
11スマートダンディー
阪神コースの得意な馬。東京コースではOP以上のレースでは一昨年のオアシスステークス3着しか実績がなく、それも勝ち馬アルクトスから0.8秒差なのでここでは足りない。
12ヤマニンアンプリメ
本馬は1600m以上での実績が交流重賞マリーンカップ3着しかなく、母も短距離で活躍した馬なので1600mは長い。先行馬なのでハイペースに巻き込まれる可能性もある。
△13ソリストサンダー
昨年の武蔵野ステークスで、かなり強いメンバーの中重賞初挑戦で2着に来て、能力と東京ダート1600m適性の高さを見せた。1700mでの実績も多くスタミナはあるが、もともと短距離を中心に使われていたこともあり、距離短縮でこのレースに出てくるローテはベスト。
○14オーヴェルニュ
前走の東海ステークスは先行馬で唯一粘る強い競馬だった。半兄には万葉ステークス勝ち馬ヴォージュがいて、スタミナ豊富な血統。枠も良い。昨年でいうケイティブレイブのイメージ。
15ミューチャリー
昨年もこのレースに挑戦してきた地方所属馬だが、昨年は道中10番手以降で競馬した馬では最下着の11着。府中の軽いダートは合っていない。交流G1での活躍を期待。
△16レッドルゼル
根岸ステークスの勝ち馬で、まだ1600m以上を経験したことのない馬。前走のレースぶりからはあと200m伸ばす余裕は感じられず、ロードカナロア産駒なので距離延長もよくない。ただ枠は絶好なのでおさえておきたい。
買い目(買えないけど)は
三連複 9-10,14-3,6,7,10,13,16
計 11点