《皐月賞》
皐月賞は「最も速い馬が勝つレース」。皐月賞よりも距離が短いレースの経験がある馬や、直線でスピードを出せる瞬発力がある馬が有利。
また、今年は、弥生賞・共同通信杯などのステップレースのペースが遅く、(皐月賞の予想という観点では)あてにならないレースを見分ける必要がある。
※土曜日は大雨ですが、中山競馬場は水捌けの良さが特徴。日中には止み、日曜日は晴れの予報なので良馬場としての予想です。
 
1コントレイル
皐月賞で圧倒的な強さを誇るディープインパクト産駒。中でも母父が米国型の馬はスピードに長けるため、さらに有利。東スポ2歳Sのようなスピードの求められるレースでも勝っており、本命に推せる。
2レクセランス
ディープインパクト産駒で3戦連続上がり3Fタイム1位とこのレースの好走条件に該当するが、前走は5頭立て、前々走は7頭立てと少頭数で、根拠として推すには少し難しい。さらに川田将雅騎手は乗り替わりと、良い要素がない。
3コルテジア
父シンボリクリスエス、母父ジャングルポケットというパワーのある血統、きさらぎ賞・シンザン記念という時計のかかった2つのレースで好走した点からも見て取れるように、皐月賞のスピードには対応出来るかはわからない。
4テンピン
血統的には悪くないが、この馬が勝った新馬戦から勝ち上がった馬はおらず、道中2番手からの上がり3位と実力はそこまで高いと思えない。
5サトノフラッグ
父ディープインパクトに母は米国型、上がり3Fタイムも速く、このレース向きだが、2000m以下のレースを経験しておらず、速いペースへの対応が不安。
6ディープボンド
父キズナ×母父キングヘイロー(欧州型ノーザンダンサー)とパワー寄りの血統。2000m以下のレースを経験しておらず、直線の瞬発力に優れるわけでもない。消し。
7サリオス
父ハーツクライ×母父ロミタス(ニジンスキー系)×母母父タイガーヒル(ダンジグ系)、距離延長は得意そうだが休み明けは割引。朝日杯FSなど1600mのレースで3勝しており、瞬発力もあり、皐月賞向きの馬。対抗。
8ウインカーネリアン
血統的には欧州型の傾向が色濃く、ペースの速いレースでの経験に乏しい。実績的にも特筆すべきものもないので消し。
9ブラックホール
2018年の皐月賞ではオルフェーヴル産駒のエポカドーロが勝ったが、それは稍重馬場での話。おそらく良馬場になる今年は、ステイゴールド系のようなパワーのある馬は厳しいのではないだろうか。
10アメリカンシード
今年のステップレースは皐月賞に直結しない、と前述したが若葉Sは別。スピードが求められるレースとなり、皐月賞に近いレースだった。ダート血統だが、芝への適応力があり、穴として期待できる。
11クリスタルブラック
この馬も速いペースのレースの経験がなく、休み明け初戦というのもいただけない。狙いはダービーだろう。
12マイラプソディ
ハーツクライと米国系の血統は悪くないが、これまでは少頭数のレースばかりで、フルゲートの皐月賞では対応できるか怪しい。また、何より本番はダービーのはず…ここに照準を合わせて来ているかといえば怪しいだろう。
13ダーリントンホール
この馬は欧州型の血統が強く、勝利した前走共同通信杯も稍重、それほど速いペースのレースも経験していないため消し。
14キメラヴェリテ
父キズナも配合によっては(おそらく)皐月賞に強い種牡馬、母父こそグレイソヴリン系のコジーンだが母系を見てみると米国系中心。芝初戦の若葉Sでも逃げて速いペースには対応できる。人気も低いだろうし、穴として狙える。
15ラインベック
ディープインパクト×アパパネと当然クラシックには強い血統で、マイルの実績もあり、掲示板には来そう。
16ガロアクリーク
前走スプリングSはペースが遅かったが新馬戦で見せたように瞬発力はあり、消せない。父キンシャサノキセキの影響から距離短縮の前走は有利だったとも取れ、逆に今回の延長は割引要素の一つだろう。
17ヴェルトライゼンデ
ブラックホールの項でも述べたように、ステイゴールド産駒が勝つには馬場が荒れるしかない。兄弟にワールドプレミアがいるように母ドイツ産馬のこの馬はパワー寄りなので、今回は消し。
18ビターエンダー
この馬もパワー血統。キャリア4戦のうち3戦は道悪のレースと、前走の共同通信杯も実力があるとする根拠に乏しい。スピードへの慣れもないため消し。
 
買い目(買えないけど)は、
単勝 1 5点
複勝 10,14 各1点
3連複 1-7,15-5,7,10,14,16 計16点