今年の近畿地方の梅雨入りは記録的に遅く、7月としては気温の低い状態が続いていますね。
と、言っても油断は禁物!
梅雨が明ければ今年もまた、あの猛暑がやってきます。
そこで今回のスマイル健康教室のテーマは「熱中症」、担当は当院薬剤師でした。
すぐに役立つ情報に、クイズあり、雑談ありの楽しい時間になりましたので、少し内容を紹介させて頂きます。
まず、熱中症と聞くと学校や工事現場から救急搬送される方のニュースを多く目にしますが、最も搬送件数が多い場所は自宅(全体の40%)なんですね。
高齢になると温度を感じる力も低下しますので、室内でもエアコンの温度を当てにせず、自分の近くに温度計をおくようにしましょう。
熱中症の初期症状と応急処置について再確認
【頭痛、吐き気】
すぐに横になる
首回り、股関節のあたりを氷で冷やす
※おでこに冷却シートを貼るのは、あまり意味がないそうです。
夏の栄養不足にも注意が必要
暑くて食欲がない、調理が面倒だからと言って麺類や、お茶漬けばかり食べていませんか?
炭水化物ばかりになって、必要な栄養素が不足しているかも知れません、バランスの良い食事を心がけましょう。
雑談ですが、年々顔から汗をかきやすくなったなぁ…
と思っていませんか?
それは汗腺の老化なんですって…!
汗腺は足から徐々に上に向かって老化が進むので、残された首から上の汗腺から多くの汗が出るそうです◀
熱中症予防に何を飲めばいいのか?
暑い夏を乗り切るには、とりあえずビール!
そんな声が聞こえてきそうですが、もちろんです。
アルコールは水分補給にはなりません。
汗をかいていない通常の水分補給はやっぱり水か麦茶がオススメです。
コーヒーや緑茶にはカフェインが含まれており、利尿作用がありますので注意が必要です。
多量の汗をかいている時には、イオン飲料やスポーツドリンクを飲むようにしましょう。
飲み物の糖質について-----------------------------------
少し脱線しますが、普段口にする飲み物の糖質を、砂糖に置き換えて実際の量を見て頂きました。
絶対に商品名は書けませんが、
微糖コーヒー缶125mlにはステッィクシュガー2本(約6g)
なんとなく予想はしていたけど、某サイダーは500mlのペットボトルに約55g!
最近はやりのフルーツフレーバーの天然水にも24gも入ってるの⁉
私も大好きなストレートティーには、なんと30gも Σ(・ω・ノ)ノ!
個人的にはあまり知りたくない事もありましたが、とても為になるお話しでした。
皆さまいかがでしたか?
本格的な夏の到来を前に、栄養バランスの取れた食事を心がけ、体力づくりを兼ねて汗をかく習慣を身につけましょう
医事課:N