おはようございます、カイラです
仕事大好きな私は本日も朝から晩まで・・・
訂正。
朝から夜中まで仕事を頑張ってきます
それでは本日もよろしくお願いします
(明日は7時起きなのに…只今の時刻、2時半。従って予約投稿です)
私は仕事を辞めて仙台に戻るかどうかの決断をしようと思っていたのに・・・
同じ部署の2つ上の先輩のタカシちゃんに連れられて、タカシちゃんの地元の友達と飲む事になった。
私はタカシちゃんの車に乗せられて、タカシちゃんの実家に車を置き、歩いて飲み屋に向かうと言う事で彼の後ろを付いて行った。
な〜お前、会社を辞めて仙台に帰るんだろ?
実はさ、俺、八木山に友達いんだよ
(注)八木山とは仙台の高級住宅地で仙台の町並みを山の上から一望できる住宅地場所です。
私は黙って彼の話を聞いた。
実はこの前、遊びに行ったんだ。
俺、仙台の事をバカにしてたわ。
東北の田舎町だと思ったら・・・
何気にオシャレな街だし、可愛いい女の子が沢山いるし・・・
そんな時に仙台出身のお前が俺の部署に配属になった。
しかも入社式の時にバイクで現れるし・・・
しかもピアスまでしているし
(注)若気の至りです
こいつは面白い奴が俺の部署に来たなと思っていたんだ
だけど・・・
事故って騙されて、仙台に帰る??
お前、根性ないな
私は黙って話を聞きながら、タカシちゃんのオススメのお店に付いて行った。
お店に到着すると・・・
そこは個人経営する小さなスナックで、男性2名、女性2名が集まっていた。
おう!お待たせ!!
今日はスペシャルベストの仙台のシチィーボーイを連れてきてやったぜ
こいつ、俺の部下で仙台のシチィーボーイだ
タカシ・・・シティーだろ!?
って・・・俺・・・こいつ見た事あるぞ
え〜〜〜〜っと・・・
どこで会ったっけ・・・
仕事何しているの??
おいおい、俺の後輩。
だから、俺と同じ仕事
え?じゃ、営業の時ではないし・・・
な、仙台出身のお兄さん、名前は?
カイラ。
だけど、俺はあなたの事は知らないですよ。
そっか?だけど、どっかで会ったんだよな〜。
お、カイラ、こいつ、加藤って言うんだ
とりあえず、元プロボクサーだ
そして、こっちがトッピー
なんでトッピーと言うか教えるか?
コイツ、俺と同じ高校で・・・
俺のタバコを盗んだのよ。
だからホームルーム中に先生に・・・
〇〇君のバックにタバコがありますとチクったの
そうしたら、先生がコイツのバックを取って、中身を出したの
そうしたら・・・
「エロトピア」と言うエロ漫画がバックの中から出てきて・・・
それ以来、「エロトピア」の「トッピー」と言うアダ名が定着したんだ
タカシ〜
そしてコッチの女は・・・
俺に告白して見事にフラれた女1号と・・・
俺が告白して俺をフった女2号。
超、最低な奴
ま、そんな感じで・・・
このシチィーボーイは・・・
うちの会社に入社したけど・・・
バイクで事故って、相手の騙され、多額の借金を背負い、仕事を辞めて仙台に戻ると言う、哀れな青年だ。
だから、俺にフラれた女1号、彼を可愛がってやれ
バイクで事故った??
あれ?お前・・・
〇〇交差点でバイクで車と事故を起こさなかったか??
そうだけど。
俺、あの場にいて交通整理とかをやったんだけど・・・
覚えていないか?
すみません・・・
あの時は色々あってちょっと覚えていないのですが・・・
交通整理を行ってもらい、ありがとうございました。
いや、お前さ〜血まみれで相手の所に行って・・・
相手と揉めたろ?
俺、事故の一部始終を見たけど・・・
お前の事をターミネーターだと思った。
え?加藤、コイツのこと知っているの??
知っていると言うより・・・
事故処理の手伝いをしたんだ。
まさか・・・
こんなトコで会うとは・・・
あ、加藤さん・・・
あの時は本当にありがとうございました。
ま、とりあえず酒を飲もう〜
あ、ちなみにこのお店、加藤の家だから、全てタダだからジャンジャン飲んでOK
だけど、私は・・・
そんなみんなでワイワイする気分にはなれなかった・・・
仕事を辞めて地元に戻ろう・・・
地元に戻れば・・・
友達も沢山いるし・・・
実家に戻れば・・・
家賃も食費もかからないから・・・
実家に戻ろう。
もう、こんな場所は懲り懲りだ。
な、お前、本当に仙台に戻るのか?
タカシちゃんが真面目な顔で聞いてきた。
悪いけど・・・
俺は、もう耐えられない・・・
自分は悪くないのに・・・加害者扱いされ・・・
今回の件から手を引かないと俺が犯罪者になるって言われた・・・
少し沈黙をしていたタカシちゃんが口を開いた・・・
お前さ、じゃ、相手から金を払ってもらえば満足なの?
それとも相手をボコボコにやっつければ満足なの?
その結果、どうなる?
お前は犯罪者になる。
だけど・・・
俺はまんまと騙されたんだぞ。
騙されて多額の借金を背負ったんだ。
な、カイラ…
今回、もし事故らなかったとしよう。
そうしたらバイクの借金は払わないといけないだろ?
だけど・・・
ないバイクの為に借金を払わないといけない。
じゃ、カイラ・・・
もしお前が単独事故を起こしたら??
それで借金を払わないと言えるか??
そんな目先の事ばかりを考えるな。
もう少し広い視野を持てって。
事故らなくても借金は払う・・・
自分が単独事故を起こしても払う・・・
俺もさ、実は免許取り立ての頃に車を買って、自分の不注意で廃車にしてしまったんだ。
自分に残ったのは借金だけ。
だから、少しお前の気持ちがわかる。
事故を起こしてもしかすると死んでいたかもしれないんだろ?
バイクは廃車になったけど…
お前はこうやって生きている。
お前は楽しくないかもしれないが、今は楽しい場所でみんなで酒を飲んでいる。
借金なんて少しの事でクヨクヨするなよ
今度の土曜の夜に面白い所に連れて行ってやる。
だから仕事を辞めて仙台に帰るなよ。
そう言うとタカシちゃんは…
おい!!トッピー!! エロトピアを俺に貸せよ!!とまた陽気にふざけていた。
そして、みんなは盛り上がっていたが・・・
私は自分の気持ちが整理がつかない状況でタカシちゃんのアドバイスが入り混じり…
どうしたら良いのか本当に悩んだ。
よ〜し、そろそろ帰るか
私はみんなにお礼を言って帰ろうとしたら…
タカシちゃんが…
お前さ、一人で帰るとまた車に轢かれるから、ウチに泊まってけよ
とりあえず、風呂にも入れるし、朝もお袋が飯を作ってくれる。
そして明日の朝、お前のアパートまで乗せて行ってやるよ
あ!いいと言うのナシだからな。
私は断る事が出来なくなり、タカシちゃんの家に急遽泊まることになった。
タカシちゃんの実家に上がると、客間にキチンと布団が用意してあった。
タカシちゃん…最初から計画していたんだな…
「続く」
それでは、どうでも良い、私の過去話が毎日続いていますが・・・
もう少しお付き合いください
それではこの内容がアップされる頃には仕事をしていると思いますので…
皆さんは良き3連休を
全てに感謝です