こんにちは。
寒くなったり暑くなったり・・気温差の激しい季節、服装をどうしていいのかさっぱりわかりません。
さて、コロナ禍のなかですが、昨日お江戸入りして、作品を設置いたしました。
いよいよ、本日から東京銀座 靖山画廊にて個展を開催いたします。
今年はコロナの影響で開催が危ぶまれておりましたが、とりあえず通常通りの開催となりました。
ただ、また東京は若干感染者が増えてきているようですので、マスク着用など、お客様には十分に感染防止対策をしてご来場いただければ幸いです。
それではピッチピチの新作です!
どん
『吉水快聞展ー観月ー』
場所:靖山画廊
東京都中央区銀座5-14-16
銀座アビタシオン1F
日時:令和2年10月16日(金)
~28日(水)※25日(日)休廊
11:00~19:00
※土日最終日17:00まで
作家在廊日 16、17、18日
私のTwitterなどをご覧の方はご察しだとはおもいますが・・・ここ数日かなり追い込まれており、余裕がなくなっておりました(笑
今回の作品はけっこうな難産でした・・・・
いつも、私なりに新しい試みにチャレンジしているのですが、今回は黒猫ニャ。
いつも動物は白系に彩色することが多いのですが、どうしても前々からやってみたくてずっと構想を練っておりました。
って、黒く塗ればいいだけじゃんって思う方が多いでしょう。
でも黒って、難しいんですよ・・・ほら、黒猫って写真に撮るの難しいじゃないですか。インスタ映えしないって言われたり(笑)木彫にした場合さらに毛とかあるわけではないので、黒く塗りつぶしてしまうと全然形がつぶれてしまうんですよ・・。私の彩色技法だと、まず、そもそも黒を何で塗るか。そして、黒の上ってほかの色が乗りにくいのでどうやって単調にならないようにするか・・・実は何年か前からいろいろ頭の片隅でこれを考えていました(笑)忍性さんの衣も黒もその一環だったり・・。
まぁ、彩色のプロたちからすれば、何言ってんだこいつそんなの簡単じゃんっておもうのかもしれませんが
しかも、今回は黒猫本体以外にも、かなりいろんな材料や技法や要素をぶち込んだので、もーーーー全体をまとめるのが大変!!!
私の制作の仕方って、最初に完全に決めてからやるわけではなくて、大体の構成の軸を考えたら、作りながら組み立てていくとことが多いので、毎回どうするかって選択を迫られるのです。なので、細かな色なんてもうギリギリまで決まらなかったり、やってみてもなんか違うなって変更したり‥そんな紆余曲折を経て完成にもっていくのですが・・・要素が多いとこれがほんと大変。
最初に全部ちゃんと決めて設計図をしっかりつくって始めたらいいのにって?
私にはそういうやり方が向いてないんですよ(笑
それだとい、制作が作業になってつまらないじゃないですかなんて言い出したり(笑)
しかも、だいたい、やってみるとイメージ通りにならないことが多い。
だから、イメージに近づけるために結局いろいろやりだすんですよ。
ちなみに、今回のオレンジ色に輝く妖艶な目も前回の白猫同様、ガラス作家の友人の岡部哲平さんに作っていただきました!
ありがとーありがとーいつもキラーパスほんとすみません。
・・と、長くなっておりました💦
この辺の苦労話をしだすともっとだらだら書き始めるので、これくらいにして・・・
とにかく!!!良いのができました!!!
詳しく聞きたい方は・・
本日16日(金)~18(日)まで会場に在廊しておりますので興味ある方はお声がけください(笑)
ぱっとみの造形で見せるシンプルなカッコよさも大事だけど、私はいろいろ詰め込んで、拡大していけばいくほど新たな発見や面白さがある作品を作りたい。そんなことを思いながら制作している今日この頃。
それではご来場お待ちしております~