エアギター演技用のギターが欲しい今日この頃、皆さん7月に発売されるの知ってましたか?
左手でコードを押さえられるみたいなんですけど、写真を見たら3フレッドまでしかありませんでした。
確実にソロ弾けません。
野外では一人パター、一人スイング、一人ライブと熱い夏になりそうですね。
夢とロマンを載せた通勤列車、小さな箱の中で数々のドラマが繰り広げられています。
目の前に中年のおっさん。
見事なまでに被り物の髪の毛が横に数cmずれ、中から春を待つ『つくし』の様にひょっこりと眩しい頭皮が『ここだよ』と主張しています。
気候に反して涼しげな風が吹いている様子。
当然まわりもくすくす笑っていました。
本人は至って平然、めくれそうになる度に、見ているほうが気まずい気持ちになってしまいます。
なんていたたまれない風景なんでしょうか。
すると隣のおばちゃんが声をかけました。
出るのか本日の決め台詞。
『貴方、髪の毛ずれてるわよ。』
皆が息を飲…んだに違いありません。
ところが、そんな淡い期待を裏切って、二人は和気藹々と話し始めました。
夫婦でした。
おばさんも見慣れてるのか、わざとなのか一向に気にする様子もありません。
コメディエンヌなのでしょうか。
ちょっとした特急列車で窓が開いていたら今頃被り物は羽ばたいているに違いありません。
フィット感に自信がないなら今度『Do not Disturb』のプラカードを持っていてほしいものです。
満員電車の片隅で携帯をいじりながら目元も口元も、にやついているサラリーマンのおっさん。
堂々とアダルトサイトを見ていました。
こういうおっさんは煙草感覚でピンクな時間に浸りたいのでしょうか。
すると隣のギャル集団がそれに気付いてゲラゲラ笑い始め、仕舞いには『エロ画像だぜぇ~ひゃはは』と間接的な攻撃が始まりました。
どうするおっさん?
するとおっさんは身を丸め、隠すように携帯と格闘し始めました。
それでも見るんかいっ!
後に引けない男のプライドでしょうか。
もしくはただの変態か。
ほぼ後者に断定できるんで救いようがありません。
ご愁傷様です。色々と。
早朝の山手線。
朝帰りの若者やサラリーマンに混じってホームレスらしき人が突然ドアに向かって叫びました。
『マリエーンヌ!』
最後のヌは吐き出した息で消え入りそうな小さな音だったので『マリエン』かもしれないし『マリエンニュ』かもしれません。
はたしてどんな意味なんでしょう。
案外、将来世界を救う魔法だったり秘密の扉を開ける鍵になるかもしれないです。
とりあえず頭に片隅に保存しておきました。