XTC  | ビートルズやメンバーへのミュージシャンの発言集 The Beatles  影響 評価 

ビートルズやメンバーへのミュージシャンの発言集 The Beatles  影響 評価 

 ビートルズやビートルズのメンバーに対するミュージシャンの発言は今までたくさんありました 。おそらくこれから先もたくさん発言される事でしょう。ここはビートルズが与えた影響を記録していく場所です。

投稿可能文字数が増えたのでまとめました。

アンディーパートリッジ



                      英 モジョ誌  2013(世界最高のバンドXTCよ永遠なれ!!)


ビートルズ (レイン)解説


リンゴの偉大なるドラミングが引き起こす反体制サウンドの豪雨


   (レイン)について話し出したら無限に話すことが出来る。僕にとって(レイン)が象徴するものは、2本のギター、ベース、ドラムで作りえる限りの音楽をやりつくしてエベレストの頂点に辿り着いた(当時の古いビートルズ)が成し遂げた壮大なる大爆死だ。


  (古いビートルズの死後)彼らは外の世界に目を向け次の方向としてサイケデリックを考えた。必然的に彼らは破滅の一途をたどる。僕が、(レイン)を初めて聴いたのは13歳のとき。スウィンドンのユースクラブのラジオで。曲が終わらないうちに既に一緒に歌ってた。逆回転のボーカルに戸惑った。


  僕は共感覚な所があって、この曲を聞くたびにブロンズ色が見えてくる。ギターは、まるで2枚の古代ギリシャの盾が閃光を放し、お互いに激しくぶつかり合ってるようだ。ベースは素晴らしく誇示されている。かつて他にこのような優れたベースサウンドを出すことが出来た唯一のレコードはタムラモータウンだけだよ。


  ビートルズは(レイン)で録音速度に手を加え始めた。ドラムサウンドはこれまでにないくらいに大きく、強く打つようになった。これより凄いスネア音って聴いたことある?

 
  (レイン)はイギリス人の精神を示唆してる。アメリカンサイケデリカはドロドロしていてA級ドラッグにうんざりする程の濃い政治色。イギリスサイケデリカはもっと穏やかでコミカル。アリスとハーマイオニーという二人の女の子がテムズ川の辺で、ばかでかい水仙と紫の煙の爆弾に囲まれピクニックしてるイメージ。


  ジョンレノンが死んだ日、XTCはリバプールでギグをした。(レイン)と歌の形が似ているタワーズオブロンドンの終結部でレインの曲へと移行した。悲しみで心が引き裂かれそうで、涙が頬を伝って流れたんだ。すごく変な感覚だった。
 

 

 

 

 

 




                 ツイッター   

◎ヘルタースケルターのジョンレノンのひどいベースプレイに文句言う人っていないの?


 まったくその通り。聴こえない。レノンがベーシストになれるワケがないよ。だって誰かに服従するような人間じゃなかったから。




  ジョージの(オールシングスマストパス)があのようなビートルズ風サウンドになったのはレノンとポールがビートルズのアルバムには入れてくれなかった曲ばかりだから。

 
  バンド内部にはそれぞれの世界の常識があって、ビートルズとはある意味、ジョンとポールのバンドだったんだよ。例えばXTCにはバリーアンドリューズというキーボードが居た。彼は僕に色々提案してくるんだよね。でもXTCは僕とコリンのバンドだった。彼が言うのは正論だったけど、結局、彼はバンドから出て行くことになった。つまり、ジョージハリスンがバンドに対してアルバムにもっと彼の曲を入れる様に言ったとしても、それが通らないというのはビートルズのバンドの常識であった訳だ。ビートルズアンソロジーのジョンを抜いた三人がいた場面での彼らの関係でもそれがわかると思うんだけどね。分かるよね。それがバンドというわけなんだよ。




◎好きなポールのソロアルバムは何ですか?


  (ラム)だけど、ポールは時にはレノンに (僕はもっとすごい曲作ったぞ。) と言われないと駄目なんだ。彼には刺激が必要なんだよ。






 オリジナリティー(独創性)とは自分が影響を受けた音楽をめった切りにするってことだよ。自分の音楽のヒーローを間違ったやり方で肉挽き機に押し込むことなんだ。その機械から出てくるものは独自の個性的なサウンドの様に聴こえるけど、実はそれは常に多大な影響を与えたヒーローの生の肉から作られたものなんだよ。




◎新しいバンドに、音楽業界についてアドバイスはありますか?


  こういう時代だから全部自分でやること。でも、今では誰も音楽なんかにお金を出していないから生活していけないだろうけどね。だから、音楽は趣味としてやること。キャリアとしてではなく。それが出来た時代はもう消えた。



◎もし、昔に戻れたら、また同じことをするでしょうか?


  いいえ、やりませんね。画家になっているでしょうね。



◎この質問は使い古されていますが、どうしても聞きたいんです。ビートルズ派か?ストーンズ派か?


 両方。 でも。。。。もしかしたら。。。もしかしたら、むしろ、キンクス派かも

 

 

 

 

 全部簡単なコードばかり。 だって、知ってるでしょ、僕は世界一怠慢なギタープレーヤーだって。ジョンレノンのギタープレイが怠慢だって?僕のギタープレイを観た事ないんでしょうね

 

 

 

   ツイッター 2011 2012

◎ あなたはビートルズを褒めてばかりいますよね。もう明らかに過去のバンドなのに。。過大評価だとは思いませんか?僕はそう思っています。

 


 ああ それはつまり僕らがブッダから産まれたんだって言ってるだけなんですよ。

 



 すぐに僕の家にマッカ、レノン、ボウイ、コステロを連れてきてくれ。曲を作るから。すぐにだよ。今アコースティックギターを膝に抱えてるんだ。

 


 テリーチェンバース(ドラム)はパンク版のリンゴスターだよ。
 

 

 コリンモールディング(ベース)はジョンディーコン(クイーン)とアンディフレーザー(フリー)を足した様ないわゆるマッカ―トニー派の中でも非常にメロディックなベースプレイヤーだよ。 だけど彼は消極的なんだ。ピンクフロイドからロジャーウォータースが抜けた時に誘われたのに断ったんだよ。信じられないよ。



 デイヴグレゴリーはジョンレノンが好きだった。非常に現実的なダメなやつだった。

 


 XTCにはポールマッカートニーが二人。才能が足りないポールと消極的なポール。それからダメなジョンレノンとパンクなリンゴスター。

 



◎僕はHMVで働いている者です。現在みんなでイギリスのトップ10アルバム投票をしています。個人的にはXTCのアップルヴィーナスがビートルズのリボルバーとクラッシュのファーストアルバムの間にあると思ってます。

 


 有りがたいけど、おそらく月曜日出勤したら君は解雇されているだろうね。



 ビートルズ風と言われるのには飽き飽きする時があるね、だからってどうする事も出来ないし。まあ、「コールドプレイ風」と言われるよりましかな。



 1973,74年ごろ僕はコリンとテリーでまったく冴えないバンドをやってたんだ。生まれ変わる必要があり、音楽性とバンド名を変えた。XTCという名前はジミーデュランテ(俳優)が忘れてしまったコードを思い出して(これだ!僕は今エック スティーシーを感じてる!)という台詞から取ったんだ。省略名はポスターや印刷文字でも目に飛び込んでくるし
 

 


◎マッカートニーのトリビュートアルバムに 参加するとしたらどの曲を選びますか。大抵はみんな、まず最初に決めるべきは、ポールのソロの歌か、ビートルズ時代のポールの歌か、どちらを選ぼうかということですよね。

 


 たぶんビートルズ時代のポールの歌ですね。というのは、ビートルズにいた当時のポールは自分の力を証明しなければならなかったんです。あのバンドには彼に対抗して(いや、君のより僕の歌の方がもっと良いよ、この歌聴いてみろよ)なんて言ってくる奴がいたわけですから。だから、僕が思うにポールの最高に良く出来た歌の中でも選び抜かれた最上の作品だけがレコードにされたわけです。しかし、彼のソロの作品では、そのような最上の作品と共に聞くに堪えない出来損ないの作品も混ざってしまっているんです。

 

 

 僕は夢を見るんですよね。彼から電話がかかってきて(もう曲が出来ないから、助けてくれ)って言われるのを。僕が落伍者だということはもちろんわかって言っています。僕は道を間違えたのかも知れない。彼の様に他人の心を動かして自分の財産を使うようにさせる音楽とそうでない音楽には大きな差がある事を知っています。でも、そういった事実もかつては僕が音楽をやり続ける情熱になってきた訳です。

 
 ビートルズの音楽が与えてくれた喜びほど大きな意義のあるものは無い。何もかもが彼らと比較してしまう人間もいるくらいで、彼らは音楽という形で遺産を残してくれた。それにのめり込んで人生を送っている人間にとっては、ビートルズがもはやこの世に存在しないという事はつらい事だと思う。
 

 


 インタビュー



 僕らはみんなが思っているほどビートルズのことを強く意識しているわけではない。でもビートルズの話をする場合、二人のミュージシャンのことを話さなければならない。

 ジョンレノンの音楽は自由で乱暴とまでいえるかもしれなかった。音楽的要素以外のジョンの存在がそこにはあるんだ。ジョンはロックスターであるとともに芸術家で思想家であり、彼の孤高の音楽は参考にするのは難しいものだった。ジョンレノンの音楽は彼独自のものだった。

 対してポールマッカートニーの音楽は非常に完成されている音楽理論に沿った物だった。だから彼の特徴は解明され、ビートルズを参考にしたいミュージシャンにとっては、彼の曲は教科書になった。(サージェントペパーズ)からの彼はシンフォニックになっていく過程だったが、それを参考にする事がビートルズっぽい要素を出す事の近道だった。そのようにすると、いくつでもポールの様な曲は作れたが、不思議な事にそのどれもがポールが作る曲の水準には及ばなかった。


 サージェントペパーズは傑作だけどみんな勘違いしてると思う。4トラックっていうけど1つのトラックにいくつも重ねて結局40トラックぐらいあるんじゃないかな? アデイインザライフは本当に素晴らしい。ジョージマーティンは5人目のビートルズと言えると思う。
 


 僕が好きな詩人は、キンクスのレイデイビス、ジョンレノン&ポールマッカートニー、バートバカラックの相方のハルデイヴィッドだよ。ただの描写で歌詞を作るより、言葉遊びで凝るほうが好きだね。

 


 僕らはビートルズの様なスタジアムのショーバンドではないんだ。レコーディングミュージシャンなんだ。



2012  ポッドキャストのインタビュー

 


 音楽の上達にはあんな風になりたいと願う音楽の歴史に名前を残した達人たちを目標に定め、その人たちの演奏をそっくり真似が出来るようになり、横たわる達人達の死体の山よりも、少し自分を高みに置けるようになるまでコピーしまくるんです。それは画家になりたいとか、サイクリストになりたいとか、レスラーになりたいとか、それが何であろうが上達するには同じことが言える。達人の連中と同じくらい腕が上がるまで真似をしなくてはならないんです。願わくは、いくらかは自分の方がそういう達人より上手になったと感じられて自分を高みに到達させることが出来れば良いですよね。
 

 


◎XTCはさかんにビートルズと比べられて来ました。その中であなたはレノンの役割を果たしていたんですか?

 

 
 その例えは何度も聞きましたが、いいえ、まったく違いますね。レノンはちょっとlazyな人でしたよね。つまり、レノンの曲って、こんな感じですよね、(ギターを弾いて抑揚のない単調なメロディーを歌いだす)これがメロディーさ、ララ、ララ、ラララ、これもメロディーさ、ララ、ララ、ラララ、コードは進行するのにメロディーが一向に変わらない。彼はlazyな男です(笑)でも、まあ、それが彼のトレードマークだったんですけどね。だから、君には悪いけど僕はレノンよりもずっとマッカートニーの方から影響を受けましたね。

 


 僕らのバンドは他の多くのビートルズフォロワーと同じ様にマッカートニーメロディーズの深い森の中で彷徨ってきたとでも言えばいいんでしょうか。(The Dukes Of Stratosphear)の(Brainiac's daughter)を聴いてみて下さい。そこには二人のマッカートニーがいますよ。でも、ジョンが素晴らしくないといっているんじゃないですよ。ジョンレノンは不世出の芸術家ですよ。彼は音楽以外の部分を含めて説明されるべきですよね。

 

 

 

 



◎ビートルズの気持ちが理解される場面はあなたのバンドでありましたか?

 ええ。ぼくのバンドにもソングライターが二人もいましたから。つまりテープを置いて行くんですよ。(ちょっと曲を作ったから聞いてみてよ)って。そして曲を聴いた後の背筋がぞっとする感覚なんてみなさんにはなかなか想像出来ないでしょうね。でもそれだけじゃなくて、熱いやる気がみなぎってくる感じがあるんですよね。つまり、レノン=マッカートニーの楽曲の本質っていうのは二人の協力体制というよりも二人がライバル関係だったという事の方が重要だと思うんですよね。



◎キンクスやフーは好きでした?



 ええ もちろん。彼らは素晴らしいシングルをたくさん出した。だけどビートルズみたいにアルバムのほとんどが良いというわけではなかった。

 

ザ フー

https://ameblo.jp/kaikosumiiyoshi/entry-12295511626.html

◎あなたにとってギターが作曲のメインの楽器ですか?



 いや、僕自身がメインの楽器ですと言いたいですが、まあこの首からぶら下がっているこのラブリーなギター。そう、ギターです。というのは、自分はピアノが弾けないもので。キーボードを叩くのがすごい下手なんです。僕に出来るのはちょっとマッカートニーっぽいどんくさいピアノ。だからこんな感じ、タン、トン、タン、トン。



◎ポールマッカートニーはそろそろ音楽活動をやめた方がいい?

 まあ。そうですね。でもその前に僕に声をかけて欲しいです。

 ビートルズのメンバーは誰も音符に詳しくなかったし、楽譜をかけず、音楽理論など知らなかった。彼らはただ自分たちの耳だけに頼った。僕はレイデイヴィス、ポールマッカートニーと肩を並べるソングライターなんて風に言われたかった。でも僕では人々との心のつながりを持てなかった。僕らの音楽的才能なんて実際お見せしたら、恥ずかしい程度のものですよ。僕らの音楽はミュージシャンばかりが聞いてたんじゃないでしょうか。

 

 

 ビートルズが嫌いな奴とは話しもしたくない。人間じゃないよ、何か別の生き物だ

 



ツイッタ― 2012

 いまだに僕らのバンドが作る楽曲の事を変態メロディーだとかひねくれたメロディーなんて言われるのには失望してしまう。僕はそんな曲を目指してメロディーを作ったことはないのに。


 だって一方でポールマッカートニーは僕よりも奇抜なコードを使っているのに素晴らしいメロディーメーカーって言われるんだ。落ち込んでしまうよ。もちろんビートルズの楽曲は素晴らしいってわかってるよ。才能の違いについてもわかっているんだ。
 


◎最近XTC&ビートルズばかり聞いています。僕は頭がおかしくなったんでしょうか?

 


 まず最初に、レノン=マッカートニーと僕らとは明らかに音楽上似てる点があります。願わくばあなたにも同意していただきたいのですが、趣味の良い音のアレンジメント。無駄のない曲の構成。初期のひどい歌詞作りからより興味深い歌詞へと成熟。メロディーと予期しないコードが大好きなところ。それに育った環境が似ていますね。イギリス人の労働者階級、メンバーは同じ学校に通ったし、地理的な近さ、お互いへのサポートなどです。



 しかし、子供の頃、森の中でも最も臭いお尻がわかったように、(つまり隠そうとしても隠せない事は)ビートルズこそがXTCというバンドが存在する理由なんです。でも私たちだけばかりではなくて。彼らこそがみんなに影響を与えたんです。あの(ビッグバン)こそがこの世の99%のグループが存在する理由なんです。もちろん、僕らとビートルズの間にはいくつかの非常に大きい違いがあり、それは明らかです。例えば彼らにあったのは多大な名声と経済的な成功、先着順の地位(つまりみんなより先に始めたバンドという地位)、求められていたものを求められていたタイミングで世に出すことが出来た運の良さなどです。

 

 

 でも、自分の好きな二つのバンドをくっつけて考えるのは簡単なものですよ。いろんなつなげ方ができますよ。それでは、ゲームを始めるにあたり、まず僕から。自分がずっと昔から好きなキャプテンビーフハートとモンキーズの二つのバンド。それからキンクスとトニーウィリアムスの組み合わせ。では、生徒たち、このバンドたちにどのようなつながりがあるのか議論して下さい。君たちが思っているよりずっと似ている点があるはずなんですよ。


 
          2011 彼のホームページ

◎ポールマッカートニーに会ったことはありますか?


 エアースタジオで、恐らくXTCのママ―というアルバムをレコーディングしていた時に、すぐ隣のスタジオでマッカートニーがリンゴスターとヤアブロードストリートのレコーディングをしていたんだ。そうだとはっきりとは言えないけどね。

 

 

 ある時、マッカートニーがリンダと廊下を歩いて来て僕とすれ違いそうになった。でも僕には自己紹介する勇気が無くて、思わず横のスタジオに逃げ込んだら、そこでレコーディングしていた(ジャパン)のメンバーがビックリしてたよ。次の日、マッカ―トニーがスタジオの食堂でジョージマーティンと小さな声で意見をぶつけ合っているのを立ち聞きしてた。

 


 マッカートニーがレコーディングを終えて帰った後に僕はコリンモールディング(ベース)と彼らのスタジオにこっそり入り込んで二人共にマッカートニーのギターのピックを一枚づつ、それから僕はリンゴのドラムスティック2本取ってきたんだ。

 


 リンゴにはレコーディングセッションでそのことを告白した。サー ジョージマーティンはワンダーランドで使ったオクターブジェネレータを貸してくれてどうやって操作するか見せてくれた。ジョージマーティンとの仕事はそれだけだね。

 


 でも盗むことは良くないことだよ。マッカートニーから直接ギターのピックをもらった(ディープパープルの)リッチーブラックモアはマッカートニー型のピックを使えたけど僕はそういう理由で使えないんだ。ファンとして少し寂しいね。

 



    2011 ツイッタ―

◎トッドラングレンとの仕事はどうでしたか。
 
 あれは失敗だったよ。まるで想像しない結末だったね。僕らは簡単に想像したよ。アンディ―マッカートニーとコリンマッカートニーならトッドマッカートニーとは全て上手く出来ると思ったんだ。でも気付いた時にはもう手遅れさ。

 ちょうどジョージハリソンがエレクトリックライトオーケストラのジェフマッカートニーと上手くやっていたね。どうやら僕らは選択肢を間違えたみたいだった。

 

 

 お気に入りのビートルズのメンバーはジョンじゃない。。たぶん、ポールだね。ごめん パパ。

 

 

 

 

  60年代半ばにたくさんの名曲が耳に入って来たのは来たんだけど、それがどれほどの深い影響を与えたのかとか、僕は分かっていなかったと思う。やがて、13とか14歳になる頃、僕の頭は突如として覚醒した。ホルモンの影響だろうね。突如として幼いガキではなくなってしまう。体も心も同様にだ。(やったー!覚醒したぞー!探索に出発だ!)

 

 

 僕はたくさんの曲を聴き始め、(これはすごい―――。 一体どうやってやるんだろう?)と思う様になった。とはいえソングライティングの側面は避けて通っていたと思う。僕にとって、より興味があったのは、テクニックの側面だ。例えばまさにギターはどうやって弾くのかという様な。僕は数年に渡ってテクニカル面に集中しながらレコードを聴きこんで、ギターでやっていることをコピーしようとしていた。

 

 

 僕の腕前はどんどん上達し、たくさんのレコードを知るようになった。コードは誰かが教えてくれたり、いつの間にか自分で発見したり、本に載っていた図を見たりして知ったのかな。或いはレコードでリードラインを聴いて(何をやっているんだろう?この音程は何だろう?)と考えてみたりして次第にパターンがわかるようになっていた、と言った次第だね。

 

 

 正直に言えば青春時代に耳にしたソングライターが自分に与えた、とてつもないインパクトが分かるようになったのは、自分達でレコードを作るようになってからだった。例えば(3D-EP)の作業でアビーロードに行った時に、周りのたくさんの人たちが僕のところに来て(すごいな!――アビーロードかよ!大変な場所だな!数々の名曲が生まれた場所だぞ!)とか言って来たんだけど僕にはよく分からなかった。僕は自分たちの音楽を作ることで手一杯で(うわあ。あの曲のピアノがこれで、あの歌はこのマイクで歌ったのか!)というような考えが浮かばなかったわけだ。

 

 

 でもアルバム(ママー)の作業中に(レイディーバード)のミドルセクションをやる段になった時、僕はプロデューサーのスティーブナイにこう言った。(うーん。こんな具合になって、ちょっと変な感じだよ。スティーブ!僕にはこれはちょっとビートルズっぽく聴こえるんだけど、僕がビートルズをコピーしているなんて思われたくないな。)するとスティーブはこう言った。『そ・う・や・っ・た・のは一体、誰なんだよ?君がそういう風に曲を作ったから、そ・の・ま・ま・やったんだよ!』

 

 

 僕は思った。(そうか!多分、あの曲のミドルセクションには本・当・に・ビートルズが影響を与えているんだ。だったらそのままやって何が悪い?)とね。影響されていたのは、他ならぬ【僕】だったわけだ。僕は別にビートルズのトリビュートバンドをやろうとしていたわけじゃない。自分が受けた本物の影響というものが表に出始めていたというわけだ!僕はスティーブナイにこう言った。(もちろん、そのままやるよ。―—このミドルセクションをボツにするつもりはない。作った通りにやるつもりだ!)あれはちょっとエピファニーの瞬間だったね。(ああそうなのか。―—あの歌たちは本当に僕に影響を与えていたんだな。)とその時はっきりわかったんだよ。

 

 

◎そして、その次に作ったのがデュークス オブ ストラスフィアだった。

 

 

 (軽く笑って)そうだね。他のみんながあのしょうもないペイズリーシャツをまた引っ張り出すより前に、僕たちはデュークスをやっていた。その時からずっと考えているのは、あのソングライター達――レイディヴィス、レノン=マッカートニー、ブライアンウィルソン、そしてその仲間たち――が僕の頭の本当に深いところに入り込んでいる、とようやく僕は認め始めたということだ。彼らは僕にたくさんのお手本を提供してくれていた。

 

 

 (こういうソングライター達からの影響を掘り起こして、誤解を通してであれ、自分のお手本として利用することを恥じるべきではない。)―—僕にはそれが分かってきた。それもまた、「クリエイティヴィティ―の一つの側面だからだ。自分の受けた影響を取り出して、誤解してしっちゃかめっちゃかにして、あっちのかけらとこっちのかけらをくっつけたりして、当人たちなら、まずやらない様な僕なりの仕方をやってみる。そうすると出来上がるのは、いくらかはその人達のもの、いくらかは自分のものという感じで、まったく間違った結果になる。――でもそれは新しいものを作ったという事なんだよ!

 

 

 

 

 

 

◎心底そう思います。クリエイター達は、自分が巨人の両肩に足をのせて立っている(stand on the shoulders of giants)ことを知っています。(ニュートンの言葉)

 

 

 もしくはオアシス流には(巨人の片肩shoulder of giants)かな。肩が片方しかない巨人だ!(オアシスの曲名の文法上の間違い)

 

 

 

◎自分がソングライターになりレコーディングアーティストになったことで自分にとっての音楽を台無しにしてしまったことはありますか?

 

 

 たとえば(マジカルミステリーツアー)はほんの数回聴いただけで大好きになった。こんな歌をどうすれば作れるのか、こんな歌をどうすればかけるのか。こんなコードやメロディーをどうすれば組み立てられるのか、想像も出来なかったからだよ。でも今では、何もかもがうんざりするほど明らかだ。ビートルズがどうやったのか。今の僕には全部わかる!まあ、彼らが最初にやったというのは事実で、今でもそのパワーは感じるけどね。かつて聴いた時には完璧に打ちのめされたんだけど、今ではもう、アルバムを通して聴くことは出来なくなったんだよ。

 

 

 

 (レイディーバード)を聴いた音楽評論家がこういった。(ポールマッカートニーの音楽をひねった音楽みたいですね。変わった感じですね。)僕は反論しなかったよ。でも、本当は変わった感じの音楽は僕の音楽じゃない。ポールマッカートニーの音楽なんだよ。なぜなら、彼は60年代に力づくで自分の音楽を標準の音楽に変えてしまったんだから。そして、僕が反論しなかったのはそんなこと素人には到底分からないことだからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=JnvO6lrZSxo

 

https://www.youtube.com/watch?v=1tE7LfDGWUs

 

https://www.youtube.com/watch?v=ky4I5H4udgM

 

https://www.youtube.com/watch?v=rQfvRH7csJc

 

https://www.youtube.com/watch?v=H0O4lkksFh8

 

https://www.youtube.com/watch?v=ame21cqN92g

 

https://www.youtube.com/watch?v=bZlIDgfJCE4


コリンモールディング    ( ソングライター ヴォーカル ベース)


 僕は畏まってポールマッカートニーのベース演奏から影響を受けたというより、好きだから似てしまったって言う方がより適切だと思う。そしてベースプレイヤーとしての考え方もおそらく似ているんだ。例えばマッカートニーはレノン=マッカートニーの楽曲とは違いジョージハリスンの楽曲ではハリスンのヴォーカルの線の細さを補う演奏をした。これはベーシストにとってとても大事な考え方なんだ。

 


 マッカートニーやジョンポールジョーンズ、そしてジャックブルースといったベースの名手たちの演奏が時代遅れになることはないんだ。なぜなら未だに彼らの演奏の遺伝子が現代のベーシストの演奏の中に生かされているからだ。だからラジオで音楽を聴けば未だにマッカートニーの演奏に会うことができる。

 


    ベースプレイヤー

 僕が影響を受けたソングライターはキンクスのレイデイヴィスとビートルズのポールマッカートニーだね。キンクスは父親が好きで僕も好きになった。その後にビートルズに出会ったという訳だ。僕はポールの不肖の息子なんだよ。ポールから教えられたことはオリジナリティーこそが一番大事でオリジナリティーこそが前に進めるということ。僕とマッカートニーの最大の違いは僕は積極的な性格ではないという事。だから僕は(目立たない)ベースを持ったんだ。僕が自分を不肖だっていうのは才能の違いもあるし、そういう性格の違いもあるっていう事だよ。


キンクス レイデイヴィス

https://ameblo.jp/kaikosumiiyoshi/entry-11863145524.html

 

    2000年 nme
 
 僕のベースプレイヤーとしてのルーツはまず最初にポールマッカートニー。これは絶対だね。当時のベーシストにとってはそれは普通のことだった。それからフリーのベーシストだったアンディフレイザーっていう人。彼らからは多大な影響を受けたね。彼らのベースサウンドはまるでゴムみたいに弾力があるって感じてた。マッカートニーとアンディフレイザーからの影響が最も大きいんだろうと思う。彼らのベースは独立してメロディを奏でると共に、曲全体を融合させるボンドみたいな役割を同時にこなしていたからね。そして彼らからは同時に曲作りも学んだ。ベースとは関係無いけどキンクスのようなバンドからも影響を受けた。

 

アンディーフレイザー

https://ameblo.jp/kaikosumiiyoshi/entry-12285365997.html

 

 最初に、そして何よりも大事なのは、曲に貢献して曲を引き立てるベースラインを書くってこと。ベーシストにとって何より重要なのは、自身のベストを尽くして曲を完成形に導くラインを奏でることなんだ。これは絶対にやらなきゃならないことで、これを忘れてしまうと、自分1人のサーカスみたいになってしまう。つまり、自己満足のジャグリングパーティしか出来ない状態になってしまうんだ。だからこそ常に曲そのものの事を念頭に入れてなきゃならない。僕はその事について非常にセンシティヴなんだと思う。僕は自分自身で曲を書くから良く解るんだけど、他の人の曲の中でベースが引き立て役に徹してないのを見ると非常にイライラしてしまう。それってすぐに分かってしまうんだよね。だからこそ僕は自分で曲を作る時はあくまでも曲に沿ったベースラインを書くようにしてるんだ。



  Making Plans For Nigelのヒットによって、良い意味でアンディもそれまでとは違うモードに切り替わったと思うんだ。今でも2人の間には常に多少の競争心があって、これはバンドにとってヘルシーな環境だと思う。あのヒット以来、アンディの曲に変化が訪れたのは一目瞭然だしね。例えば(ブラックシー)の中の曲はそれまでのようなひねくれた曲が減ってダイレクトなポップスタイルが取られているだろ? もちろん嫉妬もあったんだろうけど、それはバンドにとっても非常に建設的な結果に繋がったんだ。2人ともダイレクトなポップソングを書くようになったんだからね。そういう意味でも(ブラックシー)はXTCのベストアルバムという事が出来るんじゃないかな? 全体に統一感があるし、自然の流れに沿って曲が進んでいく。これは2人とも同じようにダイレクトなポップソングを書くようになった結果なんだよ。

https://www.youtube.com/watch?v=E_IEZ4yvpEI

 

https://www.youtube.com/watch?v=5bCML4TXpbA

 

https://www.youtube.com/watch?v=EYAjrL5PgnY

 

https://www.youtube.com/watch?v=7DCtdVdvuE0

 

https://www.youtube.com/watch?v=gwuU1pV8dNY

 

https://www.youtube.com/watch?v=Mr05Kw64SAQ

 

https://www.youtube.com/watch?v=ACguqonrjI4

 

https://www.youtube.com/watch?v=aLJTpsvRNg0

 

https://www.youtube.com/watch?v=WSBSYhBJCe0