甲斐犬髙竜犬舎

甲斐犬髙竜犬舎

甲斐犬と田舎暮らししています。大物狩猟もやっています。


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狼のいた時代は山が荒らされずずっと守られていました。鹿が増えず上手に食物連鎖されていたので、自然の掟を動物も人間も崩さず保たれていた頃は、互いに生きる為の狩りをして暮らしていました。その自然の中で上手に共存していた人達は狼に敬意を持っていたと言います。

「狩をする神」とも崇められていた狼を絶滅に追いやってしまったのは人間です。天敵がいなくなった鹿はどんどん増え山の木々は食い荒らされ、若木が育たず餌がなくなり人里まで降りてくるようになり、農作物被害に困まり害獣として扱われる様になった昨今では、増えてしまった命の駆除を推進する結果に。大きな代償で生態系が崩れていくのを守って行かなければならないのもまた、人間です。


猟師になって大きな問題と強く感じる事は、狩る自然の恵みではなくなってしまっている事の矛盾です。


地域の猟友会の縄張りの山は昔も今も変わらずあります。

狼がいなくなってからは猟師さんが「山の守り人」としてその山の保存を狩り過ぎず、増え過ぎず食料の調達をして里の人と物々交換をし上手く食物連鎖の形を作り山を守っていました。そう言う意図で縄張りであれば先人の知恵と労力に感銘を受けます。

しかし、現在目につく縄張り争いは「山の守り人」と言う綺麗なものではないように思います。

他に獲られたら、自分たちが遊べなくなるからと言う理由や

ゲーム感覚で山を大人数で囲み狩猟したり、出会う獲物全部獲りたいと口にしてみたり、食料ではなく、命を何頭仕留めたと自慢し解体が面倒臭いから、山へそのまま放置、

山の神様は見てると思うんです。


インターネット社会で多くの人の目に止まる情報が狩猟者のイメージを悪くしているのも否めません。山の恵みを大事に保存している猟師さんも大勢います。


実際、鹿などの害獣駆除は町から目標頭数を決められて猟友会へ依頼があり行っています。でも本当に困っている時に起動している事が少ないのが現状です。


町からの依頼で1頭に付き補助金が出る制度が賞金稼ぎになってしまう人も出てきてしまう


先祖が狼を排除して、今更狼を山に戻す訳にもいかない。だからその役目を人間がやっていかなければならないけど

駆除隊の人も全員そう言う気持ちにはなれない人も

私達もなかなか足を踏み出せません。

職業猟師さんもいて命を無駄にせず凄いなって思う半面、受注が来たら取りに行く感覚に少し躊躇してしまう。

生活で食べる為に獲る事が理想と考えていると何が正しい事なのか分からなくなってしまいます。

答えが出なくて悩んでいます。

どうしたら「山の守り人」を受け継げるのか。


増え続ける命、生態系を崩さずに命を無駄にしないようにする事は本当に簡単なことではありません。





 

 

 

 

 

 

 

 






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元々甲斐犬は野生で暮らし狩りをして生活していた狩猟犬です。
本来、狩猟犬は警察犬や救助犬には不向きとされているようですが、訓練次第で様々な分野で活躍出来る賢い犬種です。
警察犬の東日本訓練チャンピオンになった甲斐犬
救助犬として活躍している甲斐犬
ドッグレース、フリスビー等
様々な競技に挑戦して結果を残している知性、身体能力に長けた賢い犬種。
個体差はありますが、3年前に当犬舎に問い合わせ頂いた方が救助犬を育成している方で、甲斐犬の狩猟本能が救助犬としての育成に重要だと話してくれました。
育て方で他方の能力を開花させることの出来る賢い犬種だと改めて感じています。
私達は、主に狩猟甲斐犬の保存を目的として子犬の時期から野性味を大事に育てています。
その事が、他方の分野にも重要な環境だとしたらもっと甲斐犬の本質を知り実現して行かなければと思っています。衛生管理上、厳しくなっている動物愛護法により本来が山を駆け回る野性味ある甲斐犬の環境は、衰退しています。
現在、展覧会としての甲斐犬が多く流出し盛んになっている為、本来の本質はどこかに眠ってしまいました。
賞歴を持った犬が山を駆け回り狩りをしようとすれば怪我させるから山へ連れて行っては駄目だと周囲から止められるんです。だから賞歴のみだけで繋いだ子孫犬は、何代も猟能が眠ってしまいます。全ての甲斐犬とは言えませんが…。

甲斐犬の本質と未来の甲斐犬、難しい課題です。






 

 

 

 

 

 

 

 




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うちの甲斐犬達は全体のリーダー犬からその争いに負けた2群3群で成り立っています。
リーダー群れの話しを少し聞いてください。
リーダーは兄弟犬2頭いて、そのどちらかがリーダーと言うよりここでは、お互いの関係性・役割をしっかり持ってこの群れを守っているようです。
牝犬を大事にして、成犬は皆子犬に優しく時には厳しく躾をしています。
子犬同士の小競り合いはリーダー犬が横から悪い方へ一喝(顔に歯をぶつける)その一瞬で喧嘩を収めます。
牙を剥いても歯を立てることはありません。
リーダー犬は牡に対してちゃんと線引きを引いているようです、6ヵ月くらいまでは愛情をも感じるような躾(じゃれ合い)で犬の社会を教えていますが、早い子犬では6ヵ月を過ぎた頃から体も大きくじゃれ合いのエスカレートをリーダーに対して始めます。
これは最初はリーダーも少し強めに叱って我慢しています。
それでしっかり服従出来る犬はこの群れに留まることが出来ます。
それでもしつこく身の程を知らない犬は立ち向かい牙を剥いていきます。リーダーの我慢の限界を超えここで初めて洗礼を浴びる事になります。
ここではリーダー犬が2頭いると思っていいので、完全に袋叩きです。
どんなに負けても服従出来ない犬は、自然界では死だけです。
うちでは、私達がすぐに止めに入り2群に降格です。
このリーダー犬達は6ヵ月で既にリーダーになってしまったので今のところどの犬も敵いません。
牡は服従出来ない犬は常に政権争いを考えているので、平等はないと考えると人間社会に入ってきてもそれは変わらないと言う事です。
リーダーが常に洞察力・観察力を持って接して行かないと政権交代も一瞬に変わってしまうんです。自然界にマニュアル等どこにもありません。
リーダーがしっかりしてこそ、幸せな群れ家族が築けます。

犬社会に毎日触れていると犬達の会話が聞こえて来るようです。
面白いです。



 

 

 

 

 

 

 

 



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正月休み最後の出猟は伊豆です。

K師匠とお仲間のOさんと3人で皆甲斐犬単独猟なので別々の場所を入ります。

主人は愛鷹、キキのコンビで行きます。入る前にワンカップを山の神様にお供えして山入り、午前中10時半に1頭仕留め血抜き、伊豆の猪はサイズは小さめでも脂は乗ってます。


引き下げ中キキは終始臭いを取っていてまさかとお思いつつ移動中またも丸腰の中、100kg級の猪が目の前からむくっと起き上がり逃げて行った様です。40分程で軽トラまで引き下げ2ラウンド目突入


愛鷹はどんどん入って行きキキも高鼻を取りソワソワ

(出て来る。)

バーン。

2頭目、頭に命中し仕留める。


1秒の間で安全装置を外し発射。

普通じゃ合わせられず考えられません。主人は両目なので出来る技だと言っています。

ちょうどお昼を回る頃で80~90kgくらいででしょうか。


今年の初物は伊豆の山で、2頭を授かりました。最後ワンカップ全部まいて手を合わせ、ゴミは絶対に持ち帰りです。


3人揃った所で近くの温泉の食堂で狩猟談義

師匠、Oさん楽しい時間をありがとうございます。


山の恵みに感謝です。

ありがとうございます。


仕事が始まったらまたなかなか行けないので大事な食料を残すとこなく冷凍ストッカーへ保存




 

 

 

 

 

 

 

 



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2度目の猪の生皮訓練
蓑毛を逆立て吠えついています。
既に猟欲備わっているのであとはどんどん山へ引いてあげればその都度学習して行きます。
近寄れない子犬や、無視している子犬もいますがそちらの方が珍しくないので、この時の反応で全て決まるものではありません。
個体差もあり、猟欲がどこで開花するか分からないので、山、川、沢山の自然を経験をさせてあげることで学習してき、また主人が堂々としている事が重要不可欠です。


臭い負けせず、前に出てる子犬(牡)と距離を置いて吠えている子犬(牝)が良い反応をしています。




 

 

 

 

 

 

 

 



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