甲斐犬髙竜犬舎

甲斐犬髙竜犬舎

甲斐犬狩猟犬としての原始的な姿を保存する目的の甲斐犬専門犬舎です。
甲斐犬狩猟犬は展覧会でも評価されまた狩猟犬としても良い犬を条件にあてはまる犬で原種を残す為の天然記念物であってほしい。


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主人の祖父の代から代々狩猟人でしたが、主人がなぜ甲斐犬と共に猟をやろうと思ったのかを話します。

元々、3~4才から父にくっ付いて狩猟している父の背中を見ながら過ごしていました。父は主に単独鳥猟師でしたが、グループ猟にも参加し何度か一緒に猪猟へ行っていました。そこで目にする落ち着きのある勇ましい猟犬達

紀州犬や地犬など猟欲が強く

獲物の追い出しも申し分の無い猟犬達です。

しかしそれは自らの命を顧みないほどの猟欲で腹を割かれ腸が出ていても獲物に向かっていく姿

そんな猟犬達を何度も目にしてきたからです。

だから本質が負け戦をしない甲斐犬に魅了され今に至っています。

狼の様に、パックで狩りをして生活していた甲斐犬は食べる為に獲物を狩っていてそれは怪我をしていたり弱い者や逃げ遅れた者を対象に狙います。

自らの命を犠牲にして強い者に立ち向かう狩りは余っ程の餌不足の時だけです。

闘犬や戦闘犬は本来の狼の姿からは違いますが、獣の狼の縄張り争い、強い猟欲等本来持っている闘わなければならない時の本能を強く持った個体。

そう言った強い気質や猟欲を持った犬を人間が作り上げた物と考えると原種野生とは何か甲斐犬を見ると考えさせられます。

様々な事を考えると甲斐犬単独猟で犬任せの猟を思い描いていて猟欲に不満を持ってしまうのであればやはりほかの犬種を求めた方が狩猟効率が上がるのではと考えてしまいます。

信頼関係を築き主人に忠実であれば、山では犬に教わり犬は主人を頼ります。

この様な関係が甲斐犬単独猟の形だと思っています。

言いたい事は、猟欲や運動能力あってこそですが、まずは犬を観察してもっとも重要なのは信頼関係を築く事です。

焦らず犬に自分を信じて貰う事だと考えます。

人間の作り上げた現代は素晴らしく脆く儚い。

日本犬も日本の自然と共に自然体でありのままであって欲しいと願うばかりです。




 

 

 

 

 

 

 

 



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環境を守るのは本当に大変です。

天然記念物指定の甲斐犬は、元は山で発見された野生の犬

人間・人間社会に対して警戒心が強いのは考えてみれば当たり前の事です。

だいぶ前に私は、天然記念物だったら動物園と同じくらいの環境で育てれば守られるのにねと簡単に言った事があります。

主人は、そうしたらもっと警戒心が強くなって誰にも触れなくなっちゃうよね。と犬の保存って難しい事ですね。

野生で狼だって近親で繋がって自然沙汰により多くが残らず生命力の強い者だけが残り大自然との過酷な環境で生きていたと考えると

人間にも近い存在でなければならない犬と言う存在は野生でいた時のままでは保存出来ないって事です。これは、気性の話しです。

容姿はまた違います。

身体能力にも大事な容姿は山を駆け回る野生味ある姿

どんなだったのか、先祖達から受け継がれてきた話しは最近の甲斐犬に比べるともっと大きくて迫力があったと言います。

飼育環境や繁殖経緯により近年ではだいぶ小型化している傾向にあります。

展覧会へ出陣させる為だけに形キープの事だけを考えて繁殖していくとそのうち甲斐犬も人間が作った犬って言われる様になるんだろうな。

善し悪しは分かりませんが、天然記念物である甲斐犬と言う犬種の保存を考えると、形の変化は人間が作出してしまっているからコンセプトをしっかり持って繁殖し重要なのは個体選びだと思います。動物なので走ればそれなりに早いです。しかしギクシャクと走る関節の可動域の狭い個体が最近では多く見られます。気付かないのか個体選びの根本的な問題だと考えています。気付かず繁殖を繰り返してしまうとどうする事もできなくなってしまいます。

変化にはまた産地によっての適用能力も関係してくるんだと思います。大きさ云々等は同じ県でも産地によって様々と思いますが発祥と言われている南アルプスの険しい所では15キロ前後でないと軽快に獲物を狩れないと思うし、産地で微妙に変わってくるから、小さい個体が何処の産地か知りたくもなります。同じ様に大きな個体は産地の違いなのか何処かで雑化して出たものなのか、毛色も様々な見解があります。今の私達には正解は闇の中ですが…多くを引っ括めて今の甲斐犬なんですよね。


この先10年~20年同じ形で保存出来る環境を考えると

野生だった犬を人間の手で守る事は、過酷で大変な事です。





 

 

 

 

 

 

 

 



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土地や環境全ての条件が合う事は難しくて、人の考えが噛み合うことも99.999%難しい。

何かを成し遂げたいと思い立った時に大きな壁が立ちはだかっても、自分達が真っ直ぐな気持ちで行動すると大きく景色が変わって行く時がある、何もせずジッと待つ選択を選ぶのか、全く知らない所へ飛び込む選択を選ぶのか。

人生において何度か訪れる大きな分岐点。この歳じゃ何回目になるのか…

行動力が空振りで終わって落ち込んで、そんな時ふとした瞬間に違う角度からの不意の贈り物。

この0.001%の奇跡に驚いて

何か大きな力が動いていると感じる瞬間がタイミングになっていくと強く感じる

ふとした瞬間に感じる気持ちをずっと大事にして生きていきたい。





 

 

 

 

 

 

 

 






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狼のいた時代は山が荒らされずずっと守られていました。鹿が増えず上手に食物連鎖されていたので、自然の掟を動物も人間も崩さず保たれていた頃は、互いに生きる為の狩りをして暮らしていました。その自然の中で上手に共存していた人達は狼に敬意を持っていたと言います。

「狩をする神」とも崇められていた狼を絶滅に追いやってしまったのは人間です。天敵がいなくなった鹿はどんどん増え山の木々は食い荒らされ、若木が育たず餌がなくなり人里まで降りてくるようになり、農作物被害に困まり害獣として扱われる様になった昨今では、増えてしまった命の駆除を推進する結果に。大きな代償で生態系が崩れていくのを守って行かなければならないのもまた、人間です。


猟師になって大きな問題と強く感じる事は、狩る自然の恵みではなくなってしまっている事の矛盾です。


地域の猟友会の縄張りの山は昔も今も変わらずあります。

狼がいなくなってからは猟師さんが「山の守り人」としてその山の保存を狩り過ぎず、増え過ぎず食料の調達をして里の人と物々交換をし上手く食物連鎖の形を作り山を守っていました。そう言う意図で縄張りであれば先人の知恵と労力に感銘を受けます。

しかし、現在目につく縄張り争いは「山の守り人」と言う綺麗なものではないように思います。

他に獲られたら、自分たちが遊べなくなるからと言う理由や

ゲーム感覚で山を大人数で囲み狩猟したり、出会う獲物全部獲りたいと口にしてみたり、食料ではなく、命を何頭仕留めたと自慢し解体が面倒臭いから、山へそのまま放置、

山の神様は見てると思うんです。


インターネット社会で多くの人の目に止まる情報が狩猟者のイメージを悪くしているのも否めません。山の恵みを大事に保存している猟師さんも大勢います。


実際、鹿などの害獣駆除は町から目標頭数を決められて猟友会へ依頼があり行っています。でも本当に困っている時に起動している事が少ないのが現状です。


町からの依頼で1頭に付き補助金が出る制度が賞金稼ぎになってしまう人も出てきてしまう


先祖が狼を排除して、今更狼を山に戻す訳にもいかない。だからその役目を人間がやっていかなければならないけど

駆除隊の人も全員そう言う気持ちにはなれない人も

私達もなかなか足を踏み出せません。

職業猟師さんもいて命を無駄にせず凄いなって思う半面、受注が来たら取りに行く感覚に少し躊躇してしまう。

生活で食べる為に獲る事が理想と考えていると何が正しい事なのか分からなくなってしまいます。

答えが出なくて悩んでいます。

どうしたら「山の守り人」を受け継げるのか。


増え続ける命、生態系を崩さずに命を無駄にしないようにする事は本当に簡単なことではありません。





 

 

 

 

 

 

 

 






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元々甲斐犬は野生で暮らし狩りをして生活していた狩猟犬です。
本来、狩猟犬は警察犬や救助犬には不向きとされているようですが、訓練次第で様々な分野で活躍出来る賢い犬種です。
警察犬の東日本訓練チャンピオンになった甲斐犬
救助犬として活躍している甲斐犬
ドッグレース、フリスビー等
様々な競技に挑戦して結果を残している知性、身体能力に長けた賢い犬種。
個体差はありますが、3年前に当犬舎に問い合わせ頂いた方が救助犬を育成している方で、甲斐犬の狩猟本能が救助犬としての育成に重要だと話してくれました。
育て方で他方の能力を開花させることの出来る賢い犬種だと改めて感じています。
私達は、主に狩猟甲斐犬の保存を目的として子犬の時期から野性味を大事に育てています。
その事が、他方の分野にも重要な環境だとしたらもっと甲斐犬の本質を知り実現して行かなければと思っています。衛生管理上、厳しくなっている動物愛護法により本来が山を駆け回る野性味ある甲斐犬の環境は、衰退しています。
現在、展覧会としての甲斐犬が多く流出し盛んになっている為、本来の本質はどこかに眠ってしまいました。
賞歴を持った犬が山を駆け回り狩りをしようとすれば怪我させるから山へ連れて行っては駄目だと周囲から止められるんです。だから賞歴のみだけで繋いだ子孫犬は、何代も猟能が眠ってしまいます。全ての甲斐犬とは言えませんが…。

甲斐犬の本質と未来の甲斐犬、難しい課題です。






 

 

 

 

 

 

 

 



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