ムービーモンスターシリーズ メカゴジラ2002 ver2.0 | 怪獣玩具に魅せられて

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三式機龍は、今や「メカゴジラ」の代表になりましたよね。ムビモンでもだいぶ前からバリエーション豊かでしたが、ここに来てクオリティの決定版が登場しました。2002年『ゴジラXメカゴジラ』に登場する三式機龍ver2.0です。

これは、店頭で見た時から、とんでもないものが出たな、と思っていました。

ムビモンで最近続々出ている、「ver2.0」版。その筆頭がミレゴジだったわけですが、リニューアルに際して各部の彫りが凄まじくなっている。ほんと、見ていて惚れ惚れしてしまいます。

 



正面。

元々のムビモン機龍も、決してクオリティが低いわけではないのですが、このver2.0に比べると、のっぺりして見えてしまう。それくらい、細部の作り込みがエグイ。

今ではだいぶ安くなっており、家電量販店などでも2500円前後で買えるところが出てきています。

 

横。

尻尾の流れが美しいですね。

歴代メカゴジラの中でも、尻尾の長さは際立ちますね。劇中、空から舞い降りるシーンで、一度尻尾が鞭打つように――ってか、波打つように動くんです。そういう工夫が好き。

体高と同じかそれ以上の長さなので、奥行きも相当にあります。

 

 

カラーリングも一新されて、より劇中に近くなりました。

武装の色も紺色になってカッコいい。

ムビモンver2.0が出てき出してから、ムビモン製作陣の新たな熱意をビシビシ感じるようになりました。

 

 

背中。

後ろから見ると、極端なほどのくびれですね。

メカゴジラは、初代も平成VSもけっこうすんぐりしているので、こういったスタイルの良さも、機龍のシャープな印象の一つなんだと思う。

 

武装。

色が全体的に深く、濃くなっている。色数は少なくとも、造形の細緻化と色合いの濃さによって、高級感すらあります。

 

この武装、映画で初めて見たときには、カッコよすぎて気絶するかと思いました。してないけど。

この、いかにも後から取り付けてます!! っていうデザインが最高ですよね。

特に背中の多目的バックパックは、実際にもありそうな兵器。この機龍自体が、ゴジラの骨を使用した以外は人類が一から作り上げた兵器でもあるので、その辺のリアリティにも一役買っていると思う。

 

このユニットが、良くできてるんだ。

個人的にはVSメカゴジラのガルーダよりも、こっちの方が武骨で好きですね。

腕部分の2連レールガンをよく見ると、塗装はされていませんがチューブのようなものが付いているところも造形されている。

 

 

足裏。ここには驚いた。

これ、元の機龍ソフビにはなかった作り込みです。

現行のウルトラシリーズソフビなんかは、極端なくらい背中が塗られていなかったり作り込みがなかったりしますが、ムビモンver2.0は凄い! 現行の通常版ムビモンと値段はさほど上げずに(上がっていてもすぐに値下がりする)、こんな足裏までやりこんでくれるんだから。これ、ムビモン開発者の中に、とんでもない執念の人がいるのかしら。

 

 

顔のアップ。

口が開いた状態の機龍は、ムビモンでは初じゃないかな。

ver2.0は特に頭部の作り込みが見事なんですよね。来年のスぺゴジにも期待が高まります。

目の黄色、目に繋がる赤い線。ムラのない塗分けが素晴らしいです。

 

 

小さい頭部の中に、驚くほどの情報量。

僕は個人的に、機龍は武装ユニットがついている方が好きなんですよ。

このレールガン? 的な砲頭に挟まれた頭部っていうのが凛々しいんですよ。スーパーメカゴジラもそうだったけど、あっちは砲頭が短すぎて、あんまり印象的ではなかった。

 

 

目の中にはちゃんと縦線。本当に彫りが細かい。

伸縮や可動部となるであろう装甲の狭間がちゃんと黒で塗られている。それだけで、色がぐっと引き立って見える。

 

 

街中に置いてみる。

くすんだ感じのビルの中で、銀に輝く機龍。これは良い!!

 

 

ムビモンの中でも、マストバイな一体です。

これは本当に凄いわ。

しっかり体高もあるので、ビル群の中でも映える映える。

 

 

可動は、腕と首。元から機龍にしろVSメカゴジラにしろ、足は可動しません。

ちょっと寂しい気もしますが、造形の良さで可動の少なさをカバーできていると思います。

 

 

機龍、現着。

暴れ回る巨大怪獣の前に、こいつが空から現れてくれたら、とんでもなく頼もしく感じるでしょうね。

ただ、暴走の危険性を秘めてはいますけどね。こいつはこいつで。

 

 

2連レーザーを連射しながらの進軍。

内蔵武装も外付け武装も強力ではあるんですが、ゴジラを前にしては効果が見込めないんですよね。劇中では、そういうパワーバランスが伺えて面白かったです。

 

暴走した後に、ミサイルを連射する機龍。

実際は大手を広げているので、こんな万歳しているわけではありませんが。

 

レーザーで狙いを付ける機龍。

首が動くのは、やっぱりポージングに表情が出るので大事ですよね。

 

 

ゴジラとの激闘――!!

いわゆる“釈ゴジ”も、手に入れやすい値段で嬉しい。

両者劣らぬクオリティで、画面が一気に豪華になる感じがします。

 

しっかり目線が合う体高。

実は歴代の中でも、一番ゴジラとの宿縁が深い三式機龍。

砕け散るまで戦い続けるゴジラと機龍が見どころです。

 

 

旧版との比較。

いや、ほんとにシュッとしたなって感じですね。

 

 

新造形になるに至って、旧版から徹底して作りこんでいる。

左側(旧版)が「ひな形」で、それを基に実際に作ったのが右側(ver2.0)。そんな風にも見えてくる。

わざわざバージョン2と銘打っているだけあって、造りが良くなるのは当然といえば当然なのですが……その向上っぷりが半端ない。

 

2002年版の機龍で、ついに3体となりました。

ほんの数年前? までは、機龍ってメカゴジラの中では、逆にあんまり知名度がなかったんですよ。初代やVS版の方ばかり有名で。特にVSメカゴジラって、今でも根強い人気を誇っていて、それに比べると機龍はいま一つだった。VSシリーズとミレニアムシリーズの支持数の差みたいなところもあったのかも知れませんけどね。

 

そこからこうして、機龍のバリエーションが多数生まれ、もはやメカゴジラと言えば「機龍」デザインという認識がむしろ強くなっていったのは、ムビモンやアクションフィギュア、ゴジバーストなどで、BANDAIが強烈に機龍をプッシュしたからだと思います。僕は昔から機龍派だったので、機龍がフィーチャーされる現状は嬉しいですね。

 

至高の一体。ムビモンは今年も凄い豊作なんですが……一般とゴジスト販売両方ともで、リリース数が多くて、なかなか集めることができない(汗)。

しかしその中でもこの機龍ver2.0は本当に推しです。最高にカッコいい。

年末には、2003年版の機龍もver2.0で登場予定。こっちはこっちで、煤けたシルバーがものすっごい活かすんですよね。機龍改の方は、高機動(武装とっぱずし版)も含めて4体あるので、めちゃくちゃ迷ってんですが……たぶん、素直に負けてニコニコしながらレジに持って行ってるんだと思います。