いつもご愛読ありがとうございます。

夜分の配信で大変申し訳ございません。
早速急激な変化が起こったため、先日に引き続き号外です。

本日、210ベクレル/キログラムの放射性ヨウ素が東京で検出された!
乳児に飲ませないように!という報道がなされました。

都内はパニックになっており、
スーパーでは2リットルのミネラルウォーターを買うために100m以上の列、
ネット通販は品切れ続出、ヤフオクではミネラルウォーターの値段が急騰しているようです。

そこで更に詳しく水道水と放射線の影響について調べてみました。

【前置き】
前回の繰り返しになりますがあくまでも、
専門家でもなんでもない素人の私が調査を行い、
各報道を見た上で解釈した内容であって、
その正確性を保証するものではないということは予めご了承ください。
最終的な判断はご自身でしっかり情報を集めて行ってください。

まず結論としては一般的にはまだ問題なさそうですが、
ただし乳幼児、妊婦に関しては注意した方がいいかも、
という状況と判断しております。

【乳幼児、妊婦へのリスク】
乳幼児とか妊婦へのリスクについては、
・原発事故当時、妊娠8-25週目を迎えていた子供達は、
中学校における学術テストの得点が(統計的に)有意に低い
・数学での得点が特に低くなっており、
認識能力へ何らかの影響が生じている可能性がある
・スウェーデン国内で放射線量が多かった地域で生まれた子供たちの得点が、
全国平均よりも約4%ほど低くなっている
・しかし、学術成績以外の健康への悪影響は観察されなかった

という形で、ある程度目に見える影響が出ているとのこと。
個人的には乳幼児より妊婦の方がリスクが高そういう印象。
詳しく調べたい人は以下をご一読ください。

アゴラ 【改訂稿】放射線の妊婦(胎児)への影響 - 安田洋祐
http://goo.gl/yZICk

【あなたの家の水道の水源はどこ?】
まず前提として、東京の水道水の水源である浄水場は複数あります。
210bq/kgを観測したのは葛飾区にある金町浄水場のみで、
羽村市にある小作浄水場に関しては32bq/kg、
埼玉県朝霞市にある朝霞浄水場については放射線ヨウ素は検出されてません。

ちなみに、金町浄水場から水道を引いているのは、
墨田区、江東区、葛飾区、江戸川区、足立区、荒川区の全域、台東区、
北区の大部分及び千代田区の一部です。
報道では、「乳児に100bq/kg以上の水を摂取させないで欲しい」とされる対象区域が、
東京都23区全域と武蔵野、三鷹、町田、多摩、稲城の5市とされていますが、
理由としては金町浄水場と同じく、「江戸川」を水源としている三郷浄水場(埼玉県)が、
ほぼ都内全域に給水しているからです。

つまり自宅の水道水の水源が江戸川な場合は注意をしてください、
という認識でほぼ間違っていないと考えています。

ちなみに朝霞浄水場は荒川水源で、品川区、大田区、千代田区、港区、中央区、新宿区、
豊島区、杉並区、渋谷区、中野区、練馬区、板橋区、目黒区、世田谷区、台東区、文京区、
八王子市、町田市、多摩市、稲城市の一部へ給水しています。
小作浄水場は、多摩川水源で、あきる野市、青梅市、東大和市、福生市、
武蔵村山市、日の出町、瑞穂町の全部、八王子市、町田市の一部へ給水しています。

他にも浄水場はあり、水源に関しては区内などでも細かく分かれているみたいなので、
自分の家の水道が何処からきてるかをまず調べましょう。
朝霞浄水場から水を得ている都民の方は現時点では心配する必要はありません。
小作は32bqという数字で、WHOの3倍ではあるものの国の基準の10分の1なので、
問題はないと思いますが気になるようならミネラルウォーターを飲んだほうがいいかも、
というレベルかと思います。

「でもうちは江戸川水源だよ!」
という方に関しては、以下をお読みください。

【210bq/kgの水道水が健康に影響を及ぼす可能性】
まず210ベクレル/キログラムという数値だけを見ていきなりパニクるんではなく、
実際その数値がどの程度人体に影響を及ぼすのかという点について考えましょう。
(ちなみに210bq/kgが観測されたのは22日で、23日時点では190bq/kgに低減しています)

131I 放射性ヨウ素を例に出して考えます。
まず、210bq/kgという数字は、
「放射性物質を摂取してから消滅するまでに人体に影響を及ぼす」という換算で、
4.62μSvに相当します。

人間が年間で摂取する飲料水の量は730リットルと考えられていますので、
この数値の水道水を年間を通じて飲み続けることによって被曝する量は、
年間3372.6μSvとなります。

即ち良く言われてるCTスキャンの何回分ということでいうと1/2回分ですね。
この水を年間通じて飲み続けるより、
CTスキャンを1年に1回受ける方が2倍リスクが高いということです。
上記の説明の通り「放射性物質の消滅」を考えた上での算出なので、
内部被曝がどうこうという話は関係なく、
3372.6μSv(3.3726ミリシーベルト)になります。

また料理に使う水や、水道以外から飲料を摂取するなどの話もあると思うので、
一概には言えませんが、その辺りは各人でご判断ください。

現在、250ミリシーベルト以下の被曝では健康被害が確認された例はなく、
500ミリシーベルトを超えた時点で初めてリンパ球の減少などが確認され、
1000ミリシーベルトを超えた段階でガンのリスクが増す、という話なので、
仮に現在の数値のまま水道水を飲み続けたとしても、
健康に影響が出るとは言いがたいということです。

そんなわけで、政府や各自治体が言っている、
「ただちに健康に影響が出るものではない」というのは、
正しいと見ていいんじゃないかと思っています。
放射線と健康被害の因果関係については調べるのが難しいので、
こういう言い方になるのでしょう。

以上が「恐らく現時点では大丈夫だろう」という結論に達した理由です。

繰り返しますが、私は素人なので鵜呑みにはせず、
しっかりご自身でも調べて色々な情報を正しく取捨選択してください。

数値は以後変化すると思いますので、
健康が気になる方は情報を逐一チェックしましょう。

なお上記にも書きましたが、
一番リスクが高いのは妊婦の方や乳幼児です。
実質40歳以上の方が現時点の放射線のレベルで、
健康に影響が出る可能性は非常に低いです。
パニックにならず必要以上の買占めは控え、
妊婦の方や乳幼児にもちゃんと水が行き渡るよう、
冷静に行動するようにしましょう。

本日もお読みいただきまして、ありがとうございました。

ユウスケ