どよんとした曇り空の東京。
いつもならば木曜日は好きなレッスンが揃っているため、
絶対にジムに行きたい日。
けれどもきょうは、先週火曜日に
義母がうけた胃内視鏡検査の結果を聞きに行くために、
消化器内科の受診予約がはいっていた。
軽度認知障害のある義母を
ひとりで受診させても
混乱のもとになるのは自明のこと。
夫に頼まれて
仕方なく義母の通院付き添いをひきうけた。
午前10時半からの予約。
義母とは同じ屋根の下にすんでいるが、
待ち合わせは病院で。
私が10時過ぎにいくと、
義母はもう着いていた。
11時頃だったかな。呼ばれたのは。
逆流性食道炎かどうかの診断のために
おこなった胃の内視鏡検査だったけど、
結論としては異常なし。
今回の胃の内視鏡検査を受けるに至った経緯。
夜中に洗面器いっぱいに痰が出て止まらない。おかしい、異常だ！
と妄想義母は近所の耳鼻咽喉科にいった。
そこでとくに耳鼻咽喉には異常はないとのことで、
耳鼻咽喉科から消化器内科を紹介されたらしい。
義母はひとりで消化器内科を受診して、
義母の大げさな主張から、
医師は逆流性食道炎をうたがい
薬を処方したのだそうだ。
しばらく服薬しても
調子が良くならないとのことで、
それならば胃の内視鏡をしてみようかとなったのだそうだ。
と、この経緯はきょうはじめて
ドクターから聞いたこと。
義母の主張だと
「耳鼻科の先生は、すぐに内科で診てもらってくださいっていうから。」
胃の内視鏡検査では逆流性食道炎の所見はまったくなく
したがって、逆流性食道炎のくすりなども
服用する必要はないとのこと。
それではもうこれで消化器内科の受診は終わりでいいんですね。
そうですね、そうしましょうね。
と私とドクターとの会話。すると横から義母が
念の為にもうすこしお薬をだしてください。
何を言ってるんですか！
お義母さんは逆流性食道炎ではないんですよ。
それなのに逆流性食道炎のくすりを
出して貰う必要が、どこにあるんですか？
不要な薬は貰う必要もないでしょ！
言ってやったわよ。
だいたがさぁ、いつも大げさに騒いで、
わたしたちを振り回すくせものめ。
もう自分たちはいつ死んでもいいとか言いながら、
なにかっていうと
重大な病気かもしれない、
癌かもしれない、
なんて騒いでばかり。
だいたいさぁ、洗面器いっぱいに痰がでるって
それも嘘だろって感じ。
いやになっちゃうわ。
それにしてもやっぱり義母の病院付き添いはつかれて、
きょうはそのあと渋谷にいって
パンケーキたべてきちゃったよ。
