【一枚の絵・28】

静岡県立美術館
『ヨーロッパの風俗画 エルミタージュ美術館名作展』(1991年)より
シャルル・オッフボエール(フランス)
《レストランで》
キャンバスに油彩 1907年 115×167
エルミタージュ美術館

風景写真 カメラ1


世界屈指の美術館、エルミタージュ美術館。古代から現代まで270万点以上もの芸術品、文化遺産を所蔵していると言われております。

今回の展覧会は、その膨大なコレクションの中から「ヨーロッパの風俗画」ばかりを取り上げたものです。
要するに、人々の日常生活を描いた作品なんですがぁー…《甘やかされた子ども》だとか《話のわかる老婆》、《旅まわりのニセ医者》、《女たらしの召使い》汗……などなど、どうしてこんなものを題材にするのー?と、首を傾げたくなるような面白い作品もたくさんありました。

そのなかで、これは!と思ったこの油絵。
画面がヒジョーに暗い!のが残念でならないけれど、葉巻をくわえたダンディーな男と肌もあらわな美女のからみ。
う~んドキドキ なんだか映画の中のワンシーンを観るようで、雰囲気たっぷり。
このあと二人はどうなるのでしょう?
(1991年5月)


『ヨーロッパの風俗画 エルミタージュ美術館名作展』
◆1991年4月17日(水)-6月9日(日)
 静岡県立美術館
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(静岡市駿河区谷田53-2)

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【2010年・追記】
そのほかの展示作品はこちらキラキラ

アレッサンドロ・マニャスコ(イタリア)
《バッカス祭》
キャンバスに油彩 110.5×167.5
エルミタージュ美術館
風景写真 レンズ1


アレッサンドロ・トゥルキ(イタリア)
《バッカスとアリアドネー》
キャンバスに油彩 17世紀 114×147.5
エルミタージュ美術館
風景写真 レンズ2


ダヴィッド・テニールス(子)(フランドル)
《牧童》
キャンバスに油彩 17世紀 58×52
エルミタージュ美術館
風景写真 レンズ3


ダヴィッド・テニールス(子)
《牧童の娘》
キャンバスに油彩 17世紀 58×52
エルミタージュ美術館
風景写真 レンズ4


フランク・ブラングィン(イギリス)
《慈悲》
キャンバスに油彩 1890年 94×91
エルミタージュ美術館
風景写真 レンズ5


モーリス・ドニ(フランス)
《母と子》
キャンバスに油彩 1897年 45×38.5
エルミタージュ美術館
風景写真 レンズ9


アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(フランス)
《コルセットの女、束の間の征服》(連作「彼女たち」より)
カラーリトグラフ 1896年 52×40.4
エルミタージュ美術館
風景写真 レンズ7


ケル=グザヴィエ・ルーセル(フランス)
《バッカスの勝利(田園の祭り)》
キャンバスに油彩
1911-13年 166.5×119.5
エルミタージュ美術館
風景写真 レンズ8


マッシモ・カンピーリ(イタリア)
《裁縫する女たち》
キャンバスに油彩 1925年 161×97
エルミタージュ美術館
風景写真 レンズ9


ジャック=フィルマン・ボーヴァルレ(フランス)
《皿洗い》(ジャン=バティスト・グルーズの原画による)
エッチング、エングレーヴィング
17-18世紀 44×33.3
エルミタージュ美術館
風景写真 レンズ10


リチャード・アーロム(イギリス)
《市場へ出かける》(原画 : Fr. ウィトリー)
メゾチント 18世紀 48.5×60.1
エルミタージュ美術館
風景写真 レンズ1


【サンクトペテルブルク : エルミタージュ美術館】


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