日本株 予想期間3月16日~3月20日

始値(1,551円)→終値(1,580円)

エイチアンドエフ(6163) 業績見通しコンセンサスに改善余地。株価は割安

原油安や北米景気回復を受けて受注改善を予想。新素材(CFRP)関連の今後の業績にも期待
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期間:1日 |1週 |1ヶ月
<※ 3月22日追記>

 株価は週央に大きく動きましたが、週足ではプラスで終えました。原油が再び下落に転じた点や、週央のFOMC声明を経て米国の利上げの回数やペースが想定よりも緩やかになったことが、米国のみならず、新興国も含めた自動車業界のサポートとなる期待が高まった面もあるかと思います。

 株価は一進一退の展開となっていますが、業績見通しについては、高採算のアフターサービスが伸びていることを踏まえると、実績については見通しを上振れてくると見ています。会社予想は昨年10月に引き上げられたまま据え置かれているものの、これは、会社の慎重な姿勢を反映しているということでしょう。
 直近の四季報においても見通しを引き上げられた模様で、前号の売上高純利益率予想は2016年3月期が4.1%予想であったところ、今月の最新号では4.8%に上方修正されています(今期4.7%予想については変わらず)。

 もともとROEや自己資本比率が高い一方、PERやPBRは低く、見過ごされた優良企業といった感は否めませんが、炭素繊維の量産化が見えてくるともう少し注目も集まりそうです。炭素繊維はすでにBMWのⅰシリーズに使用されており、また米国ボーイングも複合材を大量発注しています。コスト削減や技術の進歩により、車・飛行機への転用拡大は、エイチアンドエフの業績へ追い風となります。

 好調な日本株が材料不足となり、全体的に重いムードになったとしても、むしろこうしたテーマ性のある優良銘柄は着目されると思います。株の中長期投資の観点で、株価の下落局面に仕込むのにふさわしい株といえるのではないでしょうか。