先日のアウェイ遠征中の出来事。
丹後のとある銭湯の売店に、鹿肉入りのレトルトカレーが並んでいました。
その時は、ご当地カレーのひとつとしか思いませんでした。
しかし昨夜、その鹿カレーの宣伝を地元ローカル局のテレビ放送で見て、ものすごーく違和感を感じました。
そのカレーのリンク先←に飛びます。
カレーの宣伝中に次のような内容のナレーションがあったのです。
『鹿を食べることで森を守ることの大切さを子供たちに教えていきたい』
ん?ちょっと待った!
確かに鹿が増えて農作物や森林に被害をもたらしているかも知れませんが、狼を絶滅させて鹿が増える原因を作ったのは人間では?
それに、人間が森を減少させたから鹿がしかたなく一所に集まって、食害が目立つようになったんでしょ?
『植林で森を増やして人にも鹿にも優しい環境を作る』ならまだしも、害獣駆除という大義名分のもと、被害者である鹿を森林破壊の悪者に仕立て上げるというのは賛成しかねます。
鹿カレーを売りたいなら森林保護なんか引き合いに出さず、『鹿肉は美味いよ、みんな買ってよ!』でいいじゃん。