ズワイガニの底引き網漁の際にカニに混じって網にかかる深海魚で、昔は捨てられていたそうです。
ゲンゲの音は『下の下』(＝雑魚の中の雑魚)からきているという説もあります。
ゲンゲの仲間は数が多いそうですが、山陰から北陸にかけて最もポピュラーなのがこのノロゲンゲ。
(一夜干しです↓)
一夜干しのゲンゲはササガレイのような淡白な味で、肉質はカレイのそれよりずっとキメが細かく柔らかです。
煮付けや汁物は、体を覆っているゼリー状の粘膜がダメな方もあるかと思います。
魚は標準和名のほか、地方によってさまざまな名前を持つものがあります。
例えばズワイガニ、松葉蟹、間人蟹などは同じ蟹。
他には、標準和名キジハタは舞鶴・宮津ではアコウですが、丹後半島ではヨネズとよばれます。
丹後地方ではノロゲンゲのことをグビとかグラと呼んでいます。
今、二匹のノロゲンゲの日常を描いた童話を書こうと構想を練っています。
題名はもちろん ぐびとぐら
嘘です。
幻魚の一夜干し
エビカツカレー
キャベツとアスパラのサラダ
大根と人参、三ツ葉の味噌汁