この時期にいつも思い出すのは…
男1「おい、あんまりやないか!この間、おまえに貸した羽織をシチへ置くとは!殺生やないか!」
男2「シチ(質)なんかに預けてへんで。ちゃんと返した。おまえが居らんかったからそこのタナに置いといた。」
男1「ほんに。棚においたあるなあ。そうかて、この書き置きにはシチに置いた、て書いたあるがな。」
男2「ふふっ、おまえ、なーんにも知らんな?」
男1「どういうことや?」
男2「よう見てみい、それはシチ(七)と読むんやない。七夕のタナ(棚)。タナに置いた、て書いたんや。」
故米朝師匠の枕でした。