(レオニード・ルブラン1842年12月ー1894年2月)
レオニードの目的はただ一つ。それはお金。
「マキシマム嬢(最高に高くつく女の意」と呼ばれていました。
レオニードは美人でも特別かわいくもありませんでしたが、彼女が〝最も高くつく女”と呼ばれた理由は、ただたんに贅沢なだけでなく才知に富み恋人に最高位の人たちがいたためでした。
レオニードは美人ではなかったが、男性受けする顔立ちで野心家ですが人柄もよく話していて楽しい女性だったそうです
ドゥミモンデーヌと呼ばれるこの時代の高級娼婦たちは、上流階級用の高級住宅街には住み、賢く才知に富み、高価で大胆なモードのドレスに身を包み豪華なライフスタイルを維持するため、大金を消費していました。
浪費的な日々を可能にしたのは大金を惜しげもなく出してくれる金持ちのパトロンがあってこそ
レオニードは
〝王侯にまで愛される女″
でありお金で買えるパリの大スターに民衆は熱狂しました。
一般の人々からファンレターをもらうクルティザンヌも多くいました
そして看板女優だったヴィルジニ・デジャゼに、この子には大物になる〝素質”がすべてそろってるわ。
マキシマム嬢とまで言われた、レオニード・ルブランでさえ好きでこの様な生活を送ったわけではなく、その特殊な生き方は貧困生活での絶望からくる野心がレオニードを女優になる決意をさせました。
レオニードの恋人には、ルイ=プイリップ王の王子ド・マール公、ナポレオン公、後に首相となるクレマンソーなどがおり、豪華な屋敷に住み、各界の著名人がレオニードの家を絶え間なく訪れていたといわれています。
なにしろ多くの紳士に破滅をもたらし、危険な女だと評判が高まれば高まるほどパトロンになろうとする紳士たちは増えていったから、
でした。
(ナポレオン3世)
このような行為は無駄使いだし、庶民の貧しい暮らしを考えれば道徳的に非難されてもおかしくないのですが、無駄な浪費と粋な遊びとは道徳性や健全性への反対にあるものなので、レオニードの贅沢はまさに悪徳の勝利といえるものでした
ステップアップのため17歳の時ジムナス座に自ら売り込みにいきます。
どんな大役でもセリフは一日で覚えてみせますわ!!
といい、レオニードの〝挑戦”に興味を覚えた支配人のモンティニはレオニードを雇い、みごとに一日でやってのけました。
そして看板女優だったヴィルジニ・デジャゼに、この子には大物になる〝素質”がすべてそろってるわ。
と言われヴァリエテ座の支配人コニャールさえもレオニードの才能に魅せられました
(晩年のレオニードを口説いたチャールズ・ルイス・ティファニーNYのメトロポリタン美術館の後援者です。)
さらにレオニードは、贅沢な生活だけを送っていたわけではなく、文学、芸術方面にも才能のあとたレオニードは、芸術家たちに無料で自宅を解放し、レオニード自身も23歳のとき小説を出版しています。
(晩年のレオニードを口説いたチャールズ・ルイス・ティファニーNYのメトロポリタン美術館の後援者です。)
さらにレオニードは、贅沢な生活だけを送っていたわけではなく、文学、芸術方面にも才能のあとたレオニードは、芸術家たちに無料で自宅を解放し、レオニード自身も23歳のとき小説を出版しています。
おかげでレオニードの宝石は山のようにありアラジンの宝石洞窟と言われるほどの量でした
マキシマム嬢とまで言われた、レオニード・ルブランでさえ好きでこの様な生活を送ったわけではなく、その特殊な生き方は貧困生活での絶望からくる野心がレオニードを女優になる決意をさせました。
ドゥミモンデーヌは波瀾万丈な人生を送ってきた強烈な個性と高い知性の持ち主であり、同時に男たちを破滅に引きずり込む魔性の女でもありました。
レオニードの成功哲学があります
『クルティザンヌは心を持っちゃいけないの。命取りになるから。
もしあなだが成功して下男と馬車を持つことができるようになったとしても、窓からお金を捨ててしまうようなことをしてはいけないわ。
まさかの時を考えて貯蓄しておかなければならないの。
そうすればあなたが女な盛りを過ぎても莫大な収入で老いの悲しさを慰めることができるわ。
ちょうどそんなころ、家柄の立派な若い男があなたの財産目当てに結婚を迫ってくるわ。
その男があなたに〝地位〟と〝若さ〟を与えてくれるでしょう。それで充分なのよ。
宇宙を支配するものはお金。世界の唯一の王者はお金なのよ。』
レオニードの享楽癖は裏社交界の女王にふさわしくかなりのものでした。
そして享楽、贅沢、賭博はクルティザンヌの女たちにとって避けられないものであり、瞬間に生きる女たちの生の拠り所だった。
こうしたライフスタイルを送らねば彼女たちの存在価値がなかった。
レオニードは51歳でガンになり、オスマン通り61番地のアパルトマンで死亡した。