今日の主役。

マストタンクヴェルメイユ LM 1st

イタリア限定モデル文字盤 手巻

こちら1974年初出の今やアンティークに分類される手巻のタンク。

当時の日本円レートでは16万円で販売。

あ、消費税が無い時代のものです、


いやいや現行品と変わらんやんけw

ってくらいキレイなのは私が表面のサビ落としぐらいを目安にめっちゃうっすら研磨してコンディションが落ちないように保存してきたから。

(キリッ)


このモデルが出るまでは、カルティエはVIP専用ブランドとして業界に君臨していたが、一般の方にも手が届くようにと、このモデルは作られたようで、成り立ちがロレックスが生んだTUDORみたいな位置付けに似ているなと思います。


下地はスターリングシルバーのケースに分厚くカルティエ独自のイエローゴールドメッキを施す。

コレをヴェルメイユ工法と呼ぶらしい。


そうやって18金モデルと同じデザインでも、庶民にも手が届くようにと、いわゆる大衆向けに作られたのがこのタンクです。

文字盤の7時位置にシークレットサインが無いのが特徴です。ちなみに少数らしい。

(銀座カルティエ本店でスタッフによる鑑定によるものです。)


アンティークの時計雑誌、LowBeatでも

取り上げられる程のタンクの人気ぶり。


まだ本屋さんに並んでいるので気になる方は是非立ち読みしてみて下さい。


カルティエがMUST TANKシリーズをリバイバルさせた影響は時計業界でも目を見張る影響があった。


マストタンクをリバイバルした2020年後半頃に、一気に市場相場が爆上がりしました。


※画像は私のchrono24アカウントから引用。


リバイバルしたのは嬉しいが、

「must de Cartier」のロゴを復活してもらいたかった、、。筆記体のCartierロゴが最高にカッコいいんだけどな。

現行品はクォーツなのに在庫切れ⁉️

マジカヨ∑(゚Д゚)  今はそんな状態です。


で、本題に入ります。


ご覧の通り、メンズにしては小さすぎる。

入手当時、私は23歳。父から譲り受けたもの。金がやたら成金っぽい。って理由で貰ってから20年間特に着ける事もなくキレイに保管していました。


今日行きつけの時計屋さんに遊びに行ったら、お客さんが入ってきて、ロレックスを見るのはほぼデフォルトだけど、カルティエタンクに釘付けになっていた。
5年前は中古で16万くらいで手に入ったのに
今や30万出さないと買えないモデル。
イタリア限定黒文字盤については40万超え。

今まで時計って、付けた時の大きさや機能、文字盤というか面構えで私はチョイスしてきたけど、ブレスレットみたいに「着けてオシャレを楽しむ」時計なんだなと。
今やネットで、カルティエマストタンクコーデと検索すると沢山出てくる。

細めのバングルを一緒に着けたり。
時計というよりはアクセサリとしての位置付けの方が着けていてカッコイイ時計だなと思います。