こんにちは
UMIで心の勉強修行中の、かほ です。
※今日は、少し重たい内容を含みます
先日、NHKでやっていたドキュメンタリーがね、
結構、衝撃的な内容でした。
コレです
119番に電話するとつながる指令室。
そこでの会話を、そのまま記録したドキュメントで、
とくに説明もないけれど、
鬼気迫るものがあって、息するのも忘れるほどでした。
文字通り、1分1秒をあらそう電話のやり取りが続き、
ある時、
オペレーターが話しかけても、
何の返事もない電話が入りました。
「火事ですか?消防ですか?」
「・・・・・」
「今、声が出せない状況なら、電話を強く3回叩いてください」
「トン、トン、トン」
「今、建物の中ですか?外ですか?建物の中なら、強く3回叩いてください」
「トン、トン、トン」
「今あなたが居るのは、〇〇区ですか?合っていれば、強く3回叩いてください」
「・・・間違えました。ガチャン」
指令室の電話には、場所を確定できる逆探査システムがあります。
オペレーターは、そこから住所を割り出し、
声を出せない相手のために、
質問しながら場所を確認しようとしていたのでしょう。
でも、おそらくイタズラ電話だった相手
自分の所在場所を言われたので、怖くなって電話を切ったのでしょうね。
「間違えました」と言われた後の、
オペレーターのやりきれない表情に、
私も怒りがこみ上げてしまいました
110番にイタズラ電話するなんて、
とんでもない輩がいるもんです
一緒に観ていた子どもたちも、
「イタズラはいかんよ!」と憤慨のご様子でした。
さて、
数あるやり取りの中で、
私が一番心を動かされた場面がありました。
ある、お母さんからの110番。
26歳の息子さんが、
睡眠薬を大量摂取して、意識がない状態でした。
「どうすればいいの!?」
とパニックを起こすお母さんに、
オペレーターが
/
お母さん、いったん落ち着きましょう。
今できることを、私と一緒にやっていきましょう。
\
と語り掛け、心臓マッサージができるよう導いていました。
で、そのお母さんがオペレーターに
/
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・
\
と繰り返す場面があって。
私には、その言葉が、
助けてあげられなくてごめんなさい
追い詰めてしまってごめんなさい
ダメなお母さんでごめんなさい
っていう、そのお母さんの魂の叫びみたいに聞こえて、
胸が締め付けられました。
このお母さんだって、
まさか自分の息子がこんなことになるなんて、
という思いだったのだと思う。
今、何事もなく過ごしている私も、
いつ110番に電話する事態になるのか、
何が起こるかなんて、誰にも分からない。
起きてしまったことは、元には戻せないけれど、
今自分ができることは何か?を
考えることはできるんだな、と思いました。
人間て、失って初めて、
大切なことに気付く、ってよく言われるけど
こうやって、命の最前線の現場を垣間見させてもらうと、
生きててくれる以上に、優先することはない、って
気付かせてもらえるな、と感じます。
こういうドキュメンタリーを制作してくれたことに、感謝。
これは余談だけど、
通報の音声を、そのまま放送すると、
プライバシーの問題などがあるので、
放送では、一部の音声を、声優さんの吹き替えでやってるそうです。
番組の最後にテロップで出てくるまで、
吹き替えだなんて気づかないくらいのクオリティでした
制作側の情熱を感じて、そこも一人胸アツでした
見逃し配信は、10月17日月曜日までやっているようなので、
興味があったら観てみてくださいね
今日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました
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