話はポンポン飛んでしまうのですが、

今回は次男の妊娠と出産の時の話について書きたいと思います。

  

 

長男が生まれて二年後の、

2018年に次男を妊娠することになるのですが、

  

 

波乱万丈だった長男の妊娠とは違って、

つわりの吐き気ですぐに妊娠に気付き、

その後の経過も順調でした。

  

 

長男の時に比べると、

つわりがかなりマシで、

  

 

マシって言っても一番しんどいときは、

一日10~20回くらい吐いてましたし、

  

 

家事もほとんどしなくなって、

気持ち悪さから料理もしなくなり、

一定期間、毎食外食生活をしていたのですが… 

  

 

 

基本的に長男の保育園の送迎以外は

一日寝たきりで過ごしていました。

 

  

 

つわりは多分3ヶ月くらい続きました。

  

 

そして毎年2月から始まる私の花粉症が、

いつもより症状が重くて、

つわりが終わって楽になったと思ったら、

  

 

花粉症でくしゃみ、鼻水、頭がぼーっとする、といった不快な症状に悩まされました。

  

 

 

花粉症の症状の重さは、

自分の健康状態と密接な関係にあるので、

  

症状が重かったのは、

妊娠してつわりで食生活が乱れた影響で、

  

 

添加物などを大量に摂ったせいだったのかな~と思いました。 

  

 

あまりにもしんどいので、

耳鼻科にいって妊婦でも飲める、

鼻水などを押さえる薬なども処方してもらったのですが、

  

 

「薬で症状を無理矢理抑えても、根本解決じゃないよな。」

  

 

と思って、一日で飲むのを止めて、

仕方なく辛い症状を、ただただ、耐える事にしました。

  

  

 

毎年五月のゴールデンウィークあたりまで症状が続くのですが、

この年もGWまで続き、しんどいときはそれこそ一日中寝てたりしてたので、

3ヶ月間は病人のように過ごしていました。

  

 

吐き気はないけど、

花粉症という別の理由でしんどかったです。

  

 

ただ、それでも長男のつわりや精神的苦痛に比べると、はるかにマシだったので、耐えられました。

 

 

次男の予定日は、2019年6月30日でした。

  

 

経産婦は、予定日よりも早く生まれやすいと言われているみたいですが、私の場合は予定日を過ぎても全く産気付かず。

  

 

医師の判断で、このまま産気付かなければ、7月8日に陣痛促進剤を打って出産することに。

  

 

7月7日の七夕の日。

陣痛促進剤を打つ前日の朝、

明日からしばらく入院するということで、

 

数日家を開けても良いように洗濯やら、

長男をパパに預ける準備やら、

朝から動いていました。

  

 

朝の8時頃からゆっくりした感覚で鈍痛があり、臨月に入ってからはよく感じていた鈍痛なので、また来たか~程度に思っていたら、

 

時間が経つにつれて痛みが強くなり、

10時頃には時々うずくまっていないと堪えられない痛みになって、

 

これは病院に行かなアカン痛みや!

  

 

と思って、病院に電話をして状況を伝え、

その後、すぐにタクシーを呼び、

パパに電話をして長男を預けたいからうちに来て欲しいと伝えました。

  

  

(私は夫にあたる人と訳あって婚姻届は出していませんし同居もしていません。

でも仲良しですし、パパも私や子供の人生にきちんと責任を背負ってくれています。

家はウチから徒歩3分の距離に住んでいます。)

  

 

タクシーとパパがほぼ同時にウチの前に到着し、長男をパパに預け、

ゴミ出ししてタクシーに乗ろうとしたんですが、

陣痛の激痛で立つことが出来なくてうずくまってしまいました。

  

 

 

すると状況を察したタクシーの運転手さんが代わりにゴミ出しに行ってくれました。

  

 

朝8時の時点で本陣痛は始まっていたようで、

私はそれに気づかずのんびりしていたので、

立てない位の激痛が来てしまい、暫くしたら痛みが引いてを繰り返していました。

  

 

そして痛みが引いた一瞬ですぐにタクシーに乗り込み、

行き先の病院を伝えました。

  

 

ウチから車で5分の距離なのですが、

車の中でも更にだんだんと陣痛が強まり、

 

あまりにも痛すぎて、ずっと車内で

「痛い~!痛い~!うぅぅぅ~!」

    

とずっと一人でうめいていました。

  

 

陣痛タクシーではなく、普通のタクシーを呼んだので、

運転手さん、普段あまり経験しない状況にびっくりしてたんじゃなかろうかと

後で振り返って思いました。

  

 

 

そして赤ちゃんが下に下りて来ているのも分かり、

タクシーの中で破水してシートを汚してしまわないか心配で仕方ありませんでした。

  

 

病院についても、陣痛の痛みで立つことが出来ず、

タクシー内から動けずにいました。

  

 

運転手さんにお願いして人を呼んできてもらい、

陣痛が少し引いた一瞬で運賃の支払いを済ましました。

  

 

陣痛の感覚も縮まり、

本当に赤ちゃんが下に下に降りてくるので、

タクシー内で出てくるんじゃないか、

病院にたどり着く前に出産してしまうんじゃないか、

  

 

そればかりが心配でした。

  

 

暫くして、車椅子を持って看護師さん数人がタクシー前まで迎えに来てくれて、

なんとか車椅子に移り、そのまま急いで分娩室へ。

 

 

分娩室へたどり着く途中で、破水し着ていたマタニティ用のワンピースが

羊水で濡れていくのがわかりました。

  

  

移動中も、陣痛の激しい痛みで一人「痛い~!痛い~!」と叫んでいました。

  

 

破水したことを看護師さんに伝え、

病院内の色んな裏道?のような場所を通り、

 

出産用の部屋に着いたら

複数の看護師さんによってテキパキと服をはがされ、出産用の服を着せてもらい、

ベッドに横になって、そのまま出産体制に。

  

 

私の場合、病院の方針で、

医師の監視の下で

分娩台に乗っての出産ではなく、

ベッドで寝ながら出来る限り自然な形で出産する方法を取っていました。

  

 

車椅子で移動中に、もういきみたい衝動に駆られていましたが、我慢していて、

 

 

ベッドに移ってすぐに助産師さんに

「もう頭が見えてるよ~」と言われ、

  

「いきんで良いよ」の言葉で、

思いっきりいきみました。

 

 

いきみたい衝動に駆られても、

タイミングが大事みたいですね!

  

 

長男の出産の時に、ただただ押し寄せてくる耐えながら、

だんだん「う〜ん」といきみたくなってきて、

  

自分の衝動のままにいきむと助産師さんに、

「赤ちゃんに酸素が行かなくなって、苦しいから我慢して!」と何度も言われ、

 

ひたすら呼吸を整えるように言われました。

  

 

激しい痛みで意識が朦朧としているので、

言われた通りの呼吸もちゃんとできているかどうか不明でしたが・・・  

  

 

ただ、自分がいきみたくても我慢して、

ある程度赤ちゃんが出てきたら

 

「いきんで良いよ」

と言われたのをよく覚えていました。  

  

 

なので、今回も助産師さんの指示をよく聞くように意識しました。

  

 

と言っても陣痛の激しい痛みで自分に余裕なんてないのですが・・・・

  

 

ただ、ベットに横になって、

「すぐに赤ちゃんの頭が出ている、

いきんで良いよ」

 

と言われ、何度かいきんだら、

 

「もういきまなくて大丈夫よ〜!

もう赤ちゃん出てきたよ〜」

  

 

と言われて、

 

「え!?もう!?」

 

とあまりにもすぐに赤ちゃんが出てきたのでびっくりしたのを覚えています。

  

 

病院について、30分で赤ちゃんは出てきました。

  

 

2019年7月7日の午前10時20分に、

3470グラムで無事元気に生まれました。

  

 

いや〜タクシー内で出てこなくて間に合って本当に良かった・・・・

  

 

出血も少なく済み、避けた会陰の縫合手術もすぐに終わり、

次男の出産は陣痛が始まった時間を含めると、2時間半で終わりました。

  

 

経産婦は初産に比べて半分くらいの時間で出産するよ、

とは聞いていましたが、

  

長男の時は8時間くらいかかっていたので、

4分の1の時間で出産が終わるとは、

私にとっては衝撃の短さでした。笑

  

 

術後の経過も順調で、特に問題はなかったので、

4日で退院しました。

  

 

入院中の4日間は看護師さんに甘えてなるべく赤ちゃんの世話から逃げて、

休むようにしました。笑

  

 

退院後の3時間おきの授乳の過酷さを知っているので、

普段一人親で他人を頼れない私は

出産直後くらいは甘えたかったからです。

  

 

入院中は本当に天国でした。

  

 

赤ちゃんのお世話は看護師さんがしてくれ、

3食のご飯も何もしないでも出てくるし、

長男はパパに預けているから世話をしなくて良いし

自分は日中好きなことしてただただ休んでいれば良い。

  

 

 

許されるなら、1ヶ月くらいここにいたいと思いました。笑

 

  

 

そして4日後に無事退院。

  

 

パパと長男が迎えにきてくれ、赤ちゃんと一緒に4人で家まで帰りました。

  

 

長男と次男の出産の大きな違いは、

長男の時は全てが初めてで、生まれてきた赤ちゃんの小ささにびっくりしましたし、

新しい命の誕生に感動して涙が出ました。

  

 

 

でも次男はそういう喜びよりも、

出産によって、つわりやお腹が大きいために生活に不便な肉体的な苦痛や不快感から

解放された喜びの方が遥かに大きかったです。

 

  

命の誕生への喜びや感謝は長男で薄れてしまい、

妊娠の負担や苦痛から解放されたことの方が、

遥かにありがたかった・・・・笑

 

 

その次に無事に生まれてきてくれた事への安心や感謝の気持ちがありました。  

 

 

不謹慎な親かもしれませんが、

それが正直な気持ちでした。

  

 

そして家に帰って、子供2人との3人の生活が始まったのですが、

子供が1人と2人とでは、やっぱり負担が違う・・・・

  

 

 

長男は3歳で、まだ少し手がかかります。

  

 

長男のお世話と次男の世話で、最初の1週間くらいはてんてこ舞いでした。

  

 

でもやっぱり長男で一度経験している事なので、

すぐに慣れました。

  

 

ただ、出産して間もないのに、頼れる他人がいなかったせいで、

家事も全部私がやり、長男の保育園の送迎も私がやりました。

  

 

(この時期、パパは仕事の都合で頼れませんでした。

私の実の両親とは仲が良くないので頼れずでした)

  

 

出産直後って歩くのも大変で、

動き回ることは良くないので

本当は家で寝ていたかったのですが、

他人を頼れない以上、仕方ありません。

  

 

この時、長男の保育園の送迎が本当に辛くて、

近所の人にお願いしてみたり、

国がやっているひとり親への支援の制度を利用するために、

役所に問い合わせてみたりしたのですが、

  

 

誰も捕まらず、結局一人でやりました。

  

 

1ヶ月は体が本当にしんどくて、

あまりにも辛くて1ヶ月間毎日泣いていました。

  

 

里帰り出産していたり、

実家のお世話になっている人の話を聞いて、

羨ましかったですし、

  

 

自分だけ何でこんな目に遭わないといけないのか、

という被害者意識も湧きました。

  

 

でも、誰かを責めたところで解決する問題でもなく、

泣けば気分が多少マシになるので、

泣くことで気晴らしをしていました。

  

 

1ヶ月も経つ頃には体が大分回復して、

日常生活を送る上で支障はなくなってきていたので、

  

 

泣くくらい辛いと思うこともなくなり、

子育てにも前向きな気持ちになってきました。

  

 

長男の時は、可愛いけれど赤ちゃんとどう接していいのかわからず、

毎日戸惑いとイライラと不安でしたが、

  

 

次男はその点経験していることなので、

長男の時と比べてやっぱり精神的に余裕がありました。

  

 

長男も次男を可愛がってくれ、

積極的に一緒に遊んでいました。

  

 

出産後1ヶ月を過ぎてからは、

幸せな日々でした。

  

 

今日も長文でしたが、読んでくださりありがとうございました。