京急の新ダイヤを考察してみた(横浜方面のエアポート急行絡みを中心に)。 | かはちっちのとりあえずあっとランダム

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私鉄時刻表研究、今回は京急の新ダイヤの時刻表がWebで公開されましたので、それを元に削減される横浜方面のエアポート急行関係を中心に考察を試みたいと思います。

 

京急の新ダイヤの時刻表はコチラ

 

さて、今回のダイヤ改正において、京急の公式発表では、

 

「一方で、羽田空港~逗子・葉山駅間運転の横浜方面への「エアポート急行」の運転間隔を10分から20分間隔に変更します。なお、途中駅へは接続を改善することで利便性を維持します。」

 

と記載されておりますので、この部分について土休日の日中時間帯(13時台)における都心(泉岳寺)から京急鶴見~能見台間のエアポート急行停車駅(除く横浜・上大岡)への所要時分について比較をしてみたいと思います。

 

泉岳寺からの
所要時分
現行
(快特+エア急)
  改正後(カッコ内は現行との比較)
快特+エア急
(杉田・能見台は
快特+普通)
特急+普通
(神奈川新町は
特急のみ)
京急鶴見 19分 20分(+1分) 23分(+4分)
神奈川新町 22分 24分(+2分) 22分(±0分)
京急東神奈川 24分 26分(+2分) 25分(+1分)
日ノ出町 31分 33分(+2分) 32分(+1分)
井土ヶ谷 34分 36分(+2分) 43分(+9分)
弘明寺 36分 38分(+2分) 45分(+9分)
杉田 35分 39分(+4分) 40分(+5分)
能見台 38分 43分(+5分) 44分(+6分)

※ 所要時分が現行より6分以上増加する場合は赤字で示しています。

 

まず、快特を利用する場合ですが、弘明寺までは現行と同じパターンとなるため所要時分も+2分以内とほぼ変わりません。

しかしながら、杉田と能見台については、上大岡での乗り換え対象がエアポート急行から普通に変わり、途中停車駅が増える分所要時間が増加する形となっております。

 

次に、特急を利用する場合には駅によって大きな差が出ております。

まず神奈川新町ですが、これは乗り換えが無くなることにより、途中停車駅が増えることによる所要時分の増加が相殺され、結果として現行と同じ所要時分で到着することが出来ます。

また、京急東神奈川や日ノ出町にあっては、特急を利用した方が1分早く到着できるところも興味深いところです。

京急鶴見や杉田、能見台は乗り換え対象が普通に変わる影響で所要時分が増加しております。

この中で一番影響を受けているのが井土ヶ谷と弘明寺で、乗り換え対象が普通に変わることに加え、井土ヶ谷の一つ手前の南太田における後続の快特の通過待ちが回避できなかったことにより、10分弱の大幅な所要時間の増加となってしまっております。

 

この井土ヶ谷と弘明寺でより深刻なのが上り(都心方面)です。

 

次の表をご覧下さい

  弘明寺 井土ヶ谷 横浜 神奈川新町 京急蒲田 泉岳寺
普通 13:01 13:02 13:15 (略)    
      乗り換え    
快特 13:24 13:37 13:46(止)
          乗り換え
エア急 13:09 13:11 13:18 13:22 13:33 羽田空港行き
          乗り換え(?)
特急       羽田空港発 13:39 13:51(直通)
普通 13:11 13:13 13:27 13:31 (略)  
        乗り換え  
特急 13:31 13:34 13:43 13:56(直通)

 

この表は土休日13時台の時刻を切り取ったもので、このサイクルが20分周期で続きます。

 

これを見ると、弘明寺から都心方面に向かう場合、13時01分発の普通に乗っても、8分後(09分)に出るエアポート急行(09分発)に乗っても同じ快特へ乗り換える形となり、その後の特急に乗るにはエアポート急行の2分後に出る普通(11分発)に乗らざるを得ず、都心方面に出るには事実上20分間隔になるとともに、快特への乗客集中が懸念されます。

更に、快特は泉岳寺で都心方面への乗り換えが発生するだけではなく、2つ扉の2100形で運行されることや、時間帯によっては1両が有料座席車(ウイングシート)となるため、快特の遅延が慢性化することが今から懸念されます。

回避策としては、エアポート急行において京急蒲田で快特に乗り換えるのではなく、その後に羽田空港から来る特急へ乗り換える方法が考えられます(上記表の(乗り換え(?))の部分)。この場合は快特利用より5分遅くなりますが、都心方面へは乗り換え無しで行けるというメリットがあります。京急がこの方法を誘導するかどうかも見所かと思います。

 

注 このダイヤパターンは平日日中及び土休日昼間以降のものであり、平日朝夕ラッシュ時や土休日朝間はエアポート急行が10分間隔で運行されるため、現行とほぼ同じダイヤパターンが確保されております。

 

ということで、今回の改正では都内(品川~京急蒲田間)のアクセス改善を目指したものでありましたが、その歪みが井土ヶ谷・弘明寺に集中してしまった感じが否めず、当面混乱が生じることは避けられないと予想されます。

 

この歪みを解消する策として、3つの案を上げておきたいと思います。

 

1 普通の南太田待避の解消

  待避が無くなれば、所要時間の増加は5分程度で収まり、これが一番しっくりくるかと思いますが、やはり快特や特急から接続駅(下り:上大岡、上り:神奈川新町)まで逃げ切るのは困難か

 

2 神奈川新町以南のエアポート急行10分間隔化

  この場合、エアポート急行の半数が羽田空港へ行かないこととなり、種別の改称(エアポート急行→急行)が必須か

 

3 エアポート急行の特急化

  羽田への乗り換えは必須とし、乗車機会を普通だけにすることで混雑の均等化を図るものであるが、井土ヶ谷・弘明寺から都心方面への所要時間は一律10分近く増加する

 

まだダイヤは改正されておりませんが(^_^;、その次の改正でこの歪みの部分にてこが入れられるかどうかも注目です。

 

・・・と長々と書いて参りましたが、何でここまで考察をしたのかと言いますと

 

実家の最寄り駅が井土ヶ谷・弘明寺

 

これに尽きます(T-T)

本音を言えば、ご無体なダイヤ改正であります~~(T-T)

 

当面混乱は避けられないか

京急1000形1367編成 2018年3月25日 六郷土手~京急川崎

 

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