神楽坂通りにあるロイヤルホストの角を仲通りに入って少し行くと、左側のビルの2階に中華「紅龍(ホンロン)」があります。こちらは、珍しい湖南料理の店。湖南料理は、四川料理よりも辛いと言われる激辛料理で有名。東京にはあまり見かけませんね。
階段を上がって店内に入ると、ご主人が笑顔で迎えてくれます。四角いテーブル席が並んでおり、壁には店名の額が飾られていました。
最初から激辛は胃に悪いと思い、先ずは絶対に辛くないトマトと玉子炒め(880円)から。半熟玉子がトロトロで美味しいです。この料理は、中国では最も簡単で誰にでも作れる料理の一つと言われていますが、玉子がポロポロになったりして、ダメなものも多いです。いやいや中華は奥が深い。
そして今日のメイン、牛肉の激辛煮込み(1080円)。牛肉は薄切りではなく、バラ肉タイプ。真っ赤なスープが辛い辛い。湖南料理は四川料理と違って麻の味は効かせず、徹底的にトウガラシの辛みを追求する味です。
煮込みが超辛くてそのままではスープが飲めないので、海鮮麺(850円)を頼んでこのつゆで割って飲みました。
そして名物の湖南チャーハン(800円)。チャーハンとしては辛いのでしょうが、先ほどの激辛煮込みで舌が既に麻痺しているので、さほど辛く感じませんでした。ついつい辛さのほうに目が行ってしまいますが、中華料理としてのレベルが高く、しかもリーズナブル。神楽坂の中華としてお勧めできるお店です。
紅龍(ホンロン)
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13037134/