神楽坂の名店、大阪寿司の大〆が閉店してしまったあと、お蕎麦屋さんができると聞いていましたが、今日前を通りかかると既に開店していたので、さっそくおじゃましました。場所は成金横丁を入って右側の一角、店名は「かね田 宝庵」さんです。
昨日開店したばかりなので、お店にはお花が並んでいます。かつおぶし問屋直営とあります。あとでどういうことか、聞いてみましょう。
入口のところですが、大〆に行かれたことのある方は、何となくその遺構が残っているのが判るのではないでしょうか。案内板とか。(大〆の過去訪問記はこちら)
店内には、蕎麦打ちのスペースもあります。大〆と比べてかなり小さい印象ですが、聞いてみると一部のみが宝庵さんになっているそう。残りのスペース(写真左手奥側)は、大〆のお子さんが運営するお菓子教室のスタジオになるそうです。で、こちらのお蕎麦屋さんも大〆さんの親戚筋だそうです。
そのためか、こちらでは大阪寿司さんの看板メニューも提供しています。茶巾寿司、懐かしいですね。鳥獣戯画のイラストも。きっとオーナーから伝統の味を引き継いでくれているのでしょう。次回はトライしてみたいです。
で、本日は折角お蕎麦屋さんなのでメニューから天ぷらそば(税別1900円)を注文。先付の煮豆はこれまで見たことないような大きさ!味も上品です。お蕎麦は出汁がとても美味しいつゆです。聞いてみると、本業は鰹節の卸売をやっているそう。そう言えば、外の看板にかつおぶし問屋直営とありました!カネタ星野という元は築地、現在は晴海で営業している老舗です。つゆが美味しいのは当たり前ですね。
蕎麦だけじゃなく、天ぷらだって色んな種類の野菜やエビがサクサクと揚がっていて、いい感じ。神楽坂は蕎麦やさんが凌ぎを削る激戦地ですが、鰹節を削るかね田宝庵は、この一角に食い込んできそうです。
かね田 宝庵
https://www.kaneta-houan.tokyo/