神楽数寄人茶会~祈り~ | 神楽サロン イベントレポート
2011-04-30 09:52:11

神楽数寄人茶会~祈り~

テーマ:数奇人ノ会

神楽サロンBLOG-1

4/22(金)、神楽サロン内に新しく併設された茶室『神楽庵』のお披露目を兼ねて、

室町期の名品~現代作家まで新旧を取り合わせた

茶道家・壺中庵宗長 堀内儀司男  プロデュースの茶会

「神楽数寄人茶会~祈り~」が開催されました。


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向かって左奥が神楽庵!


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入口そばには、「水金窟」という名の手水が置かれました。


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床の間の掛物の代わりに表に掲げられたのは

書家・森千氏による「看脚下」。


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今回の茶会には、このたび日本中に甚大な被害を及ぼした東日本大震災によって

今なお先行きの不安と落ち着かない日々が続く中、

今私たちが出来ることは、足元を見つめ日々の生活を取り戻すこと。

この茶会がその一助になればとの祈りが込められています。


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神楽庵の中をそっと覗いてみました。

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壁に掛けられていた面(おもて)は天照大神の神楽面。

江戸期のもので「おもてさま」と呼ばれ、神そのものとして崇められてきたそうです。

再び日本が光輝く国になりますようにという願いを込めて。


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流れるようなお手前とともに、ゆるやかに繰り広げられる、興味深く面白い

しつらえや茶道具にまつわる逸話の数々。


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堀内先生のお人柄がにじむ、会中でのやりとりをひとつ。


香合を見ながら

「これは塩ですか?」

と質問するお客様に

「塩でもいいのですけれどね。お香です。」

とにこやかにおおらかに応える先生。


茶道はおもてなしの心。

作法を知らないからなんて遠慮することはありません。

どなたでも肩肘はらずに茶道を愉しむことができます。

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今回使われたこの茶釜は、

なんと徳川家康の時代から存在しているものだそうです!


「先生はこちらをずっと使われてきたのですか?」

と真剣に質問するお客様に

「私は江戸時代にはまだ生まれていません。」

と答える先生。


終始おおらかに和やかに茶事が進んでいく様子、伝わりますか?


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この日のお菓子は、堀内先生がデザインされて、

神楽坂の老舗和菓子処・五十鈴 がこしらえた特製。


太陽の神様、天照大神(アマテラスオオミカミ)が怒って岩に隠れてしまい、

地上が闇に包まれ、八百万の神々が困っていた時、

女神アマノウズメノミコトが肌もあらわに舞い踊り大神を岩から誘い出した、

という古事記にちなんだお菓子です。


下の茶色い部分は、アマノウズメがその上で舞ったという桶。

赤い部分はアマノウズメの旦那さま猿田彦神。

上の白い部分は、アマノウズメがお多福の原型であることからお多福をあらわし、

笹の葉をもって舞ったというエピソードから、笹を添えて舞いを表しています。


壁にかけられた天照大神の面が、(お菓子の)アマノウズメの舞いを見ている、

という、なんとも粋なしつらえですね!



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濃茶の席では「311」という名の器が登場しました。

震災当時窯に入っていて被災したものの、金継をして生まれ変わった器だそうです。


いたるところに、日本再生への勇気と希望と祈りが込められた、

すばらしいお茶会でした。

神楽サロンBLOG-13

本来は4/1-2に予定され、震災のため延期となりました

『神楽数寄人茶会』は12月2日(金)3日(土)に、

『神楽数寄人作品展』は11月26日(土)~12月3日(土)に

開催予定で準備を進めております。

正式に決定次第お知らせいたします。


まずは、お茶を一服。

みなさまのお越しをお待ちしております。



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