●『ヤマト2202』冒頭12分の憂鬱 | サンロフトの本とテレビの部屋
2017年02月19日(日) 18時07分48秒

●『ヤマト2202』冒頭12分の憂鬱

テーマ:雑感
●『ヤマト2202』冒頭12分の憂鬱
ヤマト2202特番で冒頭12分の映像が公開された。ガトランティスの旧作とのテイストの違いが、ファーストシーンから明らかだった。旧作では、デスラーの人間味を出すためか、冷たく静かな雰囲気だった。「冷たい」のは誰の目にも明らかだが、「静か」というイメージは無かったかもしれない。今回、「さらば~」の冒頭を観直してみて、気づいたことだ。

「さらば~」は冒頭のナレーションの後、星も疎らな宇宙が映されたまま丸1分間も沈黙が続く。そこに、一条の光。パイプオルガンによるおなじみのテーマとともに、惑星を粉砕しながら進む巨大彗星が登場。そこから、高速中型空母だけの艦隊が出てきて、惑星を攻撃。改めて観ると、なんという静寂か!

2202でもなぞられてはいるが、惑星攻撃に冷たさは感じられない。ミサイル艦の使いどころが分からないのだろう、70~80mはありそうな艦首破滅ミサイルのショボさが泣ける。住民の奴隷化が目的だから核兵器は使わないのだろうが、現代の米軍のミサイルよりも弱そうだ。いや、12分だけでは解釈不可能なシーンが含まれているので、惑星攻撃の目的は「さらば~」とは違うようである。

前述のシーンをガトランティスの説明と捉えるなら、地球・ガミラス混合艦隊とガトランティスとの艦隊戦がファーストエピソード。旧シリーズで艦隊戦から始まるのは「ヤマトIII」のみだが、ダゴン将軍の「惑星破壊超大型ミサイル母艦前へ」のセリフとともに旗艦艦橋の横をせり上がってくるプロトンミサイル母艦は、同作屈指の(メカの)名シーンで極めて印象的だった。

当然、2202でも印象に残る仕掛けがあるのだろう。ネタバレの情報からアンドロメダの拡散波動砲が登場すると分かっていたが、どういう展開か期待するところ。古代の旧型艦には違和感だが、波動エンジン換装済みなら武装も強化されていると理解しよう。

「方舟」で攻略されたメダルーザは、火炎直撃砲の射程距離が長いという設定も無く、単に火力が大きいだけの扱い。ガミラス艦の盾もなんだかなぁ。で、珍演出で大戦艦登場。いやはや、やっちまったな。メダルーザがダメだから、無理やりこんな設定にしたのだろう。アンドロメダにせよ、大戦艦にせよ、画で見せてナンボではなく言葉だけで説明可能なメカの性格付けは、いかにも作家らしい。

戦闘が行われている宙域と、芹沢や森雪のいる司令室(?)の位置関係が分からないが、この見せ方が一番ヤバイと感じた。ワープしたからかなり遠方と思えるが、地球で前線の様子がリアルタイムで見えたり、地球から前線に指示できたりするのは、この先すごくマイナスに働くと思う。「大YAMATO零号」の悪夢の冒頭を思い出す。

関連ページ YouTube『『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第一章 嚆矢篇 冒頭12分(完全版)』
 

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