●クラシックCD、最近の動向(個人的な) | サンロフトの本とテレビの部屋

●クラシックCD、最近の動向(個人的な)

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巷では、DGの「カラヤン1970s」欧州盤が話題である。先行の韓国盤より安いのが通例で、それは期待通りだった。しかし、オリジナルジャケットを謳いながら一部アルバムを統合して枚数を減らしたのが不評。私はこだわらないが、曲目がイマイチ興味の外。これなら、以前の1960sを買えば良かった。カラヤンは最も好きな指揮者の一人だが、カラヤンというだけで聴くほど思い入れは無い。


曲目によらず聴きたい指揮者はジョージ・セルだが、セル箱はまだ欧州盤が出ていない。ただ、昨今の円安や箱物自体の価格上昇傾向から、いつ出るか、出ないのか、出ても安いのか、一切分からない。思案のしどころ。


指揮者・演奏家箱より作曲家別の大箱を狙っているが、レーガー、ブーレーズじゃ、1度聴けば2度と聴きそうにない。以前の大箱の2倍近いブリテンの65枚組大箱は欲しいが、キャンペーン中でも実質1万5000円近く、手が出ない。


HMVを散策中、Marco PoloのJ.シュトラウス1世シリーズを発見。ちょうど10年前に始まり、現在23枚目。そういや、当時シリーズ開始と聞いたが、すっかり忘れていた。有名な2世の方はシリーズ完結し、Naxosから大箱が出て買った。名演かどうかは怪しいが破格の名盤。単なる労作とは片付けたくない遺産だ。
1世は「ラデツキー行進曲」だけの一発屋の印象が強いが、曲は無数にあるようである。Marco Poloはレギュラープライスと思っていたが、Naxos並みの値段で売っている。シリーズ完結後、大箱が出たら迷わずゲット。


Marco Poloといえば、ワルトトイフェルを11枚目まで買い揃えたが、これで終了? 作品数は不明ながら、CD数十枚ぶんはあるはず。再開望む。一時、注目されたが最近はどのレーベルからも新譜なし。
Naxosのグラズノフも、全22集と予告されながら19集でストップ。再開熱望。
Naxosからは他に、スーザの吹奏楽のための作品集が12枚目。これも大箱化に期待。これもNaxosだがケテルビーのシリーズも何枚か出てストップ。他のレーベルからも新譜無く、不人気か? 有名曲「ペルシャの市場にて」以外も良いのだが……。


シャブリエの「いやいやながらの王様」デュトワ&フランス放送フィル。ワーナーの廉価盤。手持ちのカセット(MP3化)と同一音源と思っていたが、レビューに謎の記載。キャスト同じで翌年録音したものがうちのエラート盤!? 買わざるを得ないか……。


「ムラヴィンスキーの芸術」第2集。スタンダードな曲目主体の第1集に比べ、ロシアの珍曲満載で面白そう。ただし、良さそうとは言えない。

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