東京ボーイズの薩摩日記 27

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濃淡入り混じる何層もの分厚い雲が秋の空を覆う。南からの風に乗り、綿菓子のように形を変えながら次々と頭上を過ぎてゆく。このところ南国鹿児島は生憎のお天気続き。またしても発生した台風が北上している。

 

 

こんにちは、アイホテル鹿児島天文館、ジェーン・ヨネザワです。

 

まずはこの曲を。 "Sound of Silence" by Simon and Garfunkel's

 

 

突然襲われる目の傷みに街中を舞う桜島の灰を実感する。あまりの痛みに耐えかねて心折れそうになりながら、この灰と共に生きてきたこの地の人びとの逞しさを感じずにはいられない。

 

 

本日は、その逞しい幕末の薩摩人たちをも魅了した土佐のあの人に思いを馳せてみました。

 

坂本龍馬。土佐郷士株を持つ裕福な商家に生まれる。剣術修行のための2度の江戸遊学の後、脱藩し浪人となる。当時の世界情勢と海軍の重要性を説く幕府の要人、勝海舟との出会いにより大きく視野が広がり、薩摩、長州の維新の英傑たちとの交流を深めつつ、日本最初の商社となる「亀山社中」を設立、その利をフルに生かし薩長同盟を斡旋し、その立役者となる。

大政奉還直前に船の中で提示した「船中八策」は新政府の綱領の原本となっている。

 

 

大政奉還から1か月後、京都の「近江屋事件」で盟友、中岡慎太郎と共に暗殺される。


「西郷というやつは、わからぬやつでした。釣り鐘に例えると、小さく叩けば小さく響き、大きく叩けば大きく響く。もし、バカなら大きなバカで、利口なら大きな利口だろうと思います。ただ、その鐘をつく撞木が小さかったのが残念でした」

 

西郷隆盛と坂本龍馬 -信頼という絆で結ばれた二人- より

 

西郷と初めて会った時の感想を龍馬は師の勝海舟にそう語っている。

 

 

つづく。

 

 

アイホテル鹿児島天文館で、

皆様のご来館をお待ちしております。