東京ボーイズの薩摩日記 19

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気が付けば、9月もすでに半ばへと差し掛かる。暑さの和らいだ夕暮れの風景に、時折、セピアの色調が重なる。何処からともなく聴こえる虫の声、輝いた夏の日が想い出に変わってゆく。

 

 

こんにちは、アイホテル鹿児島天文館、ジェーン・ヨネザワです。

 

まずは、この曲を。

“Clare de Lune” by Daubussy

 

それでは、前回のつづきを。

 

南国鹿児島で迎える初めての秋。どこか寂しさの漂う今日この頃、本日はあの人に思いを馳せてみました。

 

 

西郷従道。西郷隆盛の15歳下の実弟、兄、隆盛の強烈なキャラクターに比べ、そのインパクトはやや劣るが、かなりの大物であったらしい。多くの若き薩摩藩士とともに戊辰戦争に従軍、維新後の西南戦争では、兄隆盛に荷担せず袂を分かつ。その後、軍、政府内で実績を重ね、海軍大臣、内務大臣などを務め、海軍初の元帥となる。

部下に仕事を任せ、全ての責任は自分が取る、という度量の大きさで部下の能力をいかんなく発揮させた。日清・日露戦争における日本海軍の勝利はこの男のそういった手腕によるところが大きい。総理大臣候補にも再三推されるが、逆賊の汚名を受けた兄を理由に断り続けた。

 

 

こんな度量の大きい男がなぜか薩摩には多い気がする。

 

 

つづく。

 

 

アイホテル鹿児島天文館で、

皆様のご来館をお待ちしております。