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16日、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスはイギリス・ウォーキングにあるマクラーレン・テクノロジー・センターで、2009年用ニューマシン、MP4-24を公開した。

 タイトル連覇を目指す今季、マクラーレンは、レースドライバーはチャンピオン、ルイス・ハミルトンとヘイキ・コバライネン、テストドライバーはペドロ・デ・ラ・ロサとゲイリー・パフェットと、昨年と同じドライバーラインナップで戦いに挑む。

 ハミルトンとコバライネンによって披露された新車MP4-24は、今年導入された新規則によって、ボディワーク、フロントおよびリヤウイング、スリックタイヤ、KERSなど、様々な要素で前年型とは大きく異なっている。
 チームは、MP4-24の開発を2007年9月にスタート、すでに2台のシャシーを完成させており、月曜にはポルトガル・アルバルベで走らせる予定だ。

 チームプリンシパルのロン・デニスは、今年は両タイトルの制覇を目指すと宣言した。
「2008年にはドライバーズ選手権を獲得したが、気を緩めることなく、シーズン前の準備に取り組んできた。この大きなレギュレーション上の変化を完全に理解すべく、いつにも増して徹底し、力を合わせて、努力してきた。膨大な技術的変化が取り入れられたことで、今年の戦いの展望を正確に評価するのは難しいが、我々チームは自分たちの取り組みを誇りに思い、再び熾烈な戦いとなるであろう今年のF1モーターレーシングを楽しみにしている。これまでどおり、我々は勝つために存在しており、今年も目標はドライバーズおよびコンストラクターズの両ワールドタイトルの獲得である」

 ハミルトンは、初のカーナンバー1のマシンに感動している様子だ。
「新車が到着する瞬間は、どのドライバーにとってもとても感動するものだ。でも、MP4-24の発表は僕にとってさらに特別なことだ。このマシンの外観はとても魅力的であり、その上ワールドチャンピオンを示すナンバー1をつけているからだ。ルールが新たに変更になったため、今年の世界選手権は予想のつかない展開になると思う。これはすべてのF1ファンにとって素晴らしいことだ。個人的には、今年もまた成功を収め、タイトルを争うチャンスをつかみたいと思っている。必要とあらば最終戦まで戦うけれど、できればもっと前に決められたらいいね!」

 コバライネンも、マクラーレン2年目のシーズンに向け、準備万端だという。
「今年のマシンが形になっていく舞台裏を見てくることができて、僕はラッキーだ。ウォーキング、ブリックスワース、シュトゥットガルトの皆がどれだけ頑張って作業に当たっているかを目の当たりにして驚嘆した。僕は、冬の間、今年のために完璧に準備を整えることができたと感じている。シーズンをできる限りいい形でスタートさせるため、トレーニングやエンジニアとの作業などで、忙しく過ごしてきた。新ルールがたくさん導入されるので、早く適応することが重要だ。新シーズンを前に、かつてないほど準備が整ったという感触を得ているよ」

 ニューマシンのテストは、月曜、火曜はテストドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサが担当、水曜はハミルトン、木曜はコバライネンがステアリングを握る予定となっている。