◆◆ 科学カフェ京都 第85回 定例会 ◆◆

日時: 2012年 5月12日(土) 2時~5時
話題: 「福島事故を経た日本のエネルギー選択肢」
講師: 北澤 宏一 先生
福島原発事故独立検証委員会委員長、前科学技術振興機構理事長
(その後、東京都市大学学長、2014.9.26 死去)
1966年東京大学理学部卒、同大学院修士課程修了、米マサチューセッツ工科大学博士課程修了。東京大学工学部教授、科学技術振興機構理事などを経て2007年10月から科学技術振興機構理事長。専門分野は物理化学、固体物理、超伝導材料
http://sangakukan.jp/journal/center_contents/author_profile/kitazawa-k.html
http://www.asahi.com/articles/SDI201402071067.htmlhttps://www.facebook.com/koichi.kitazawa.3
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会場: 京都大学理学研究科セミナーハウス
http://www.sci.kyoto-u.ac.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=473
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_n.htm
(上記地図の番号10の建物です)
講演資料:
http://www.kagakucafe.org/kitazawa120512.pdf
http://www.amazon.co.jp/dp/4799311581/
http://www.amazon.co.jp/dp/4799311697
http://www.kagakucafe.org/kitazawa2014.3.pdf
http://www.kagakucafe.org/kohyo-22-h140926-1.pdf
講演ビデオ:
質疑応答:
事故調フォローアップ(2013.3.8):
概要:
日本学術会議の「エネルギー政策の選択肢分科会」、および、いわゆる民間事故調「福島原発事故独立検証委員会」の両委員会の委員長を務められた立場から、日本のエネルギーの中における原子力とその他のエネルギーの今後について、原発事故の近因、中因、遠因を考察するとともに、相対比較的にディスカッションを進めます。
学術会議の分科会では海外諸国のエネルギー政策の各々の特色、原子力依存から抜け出した時の新たな投資の規模と電力価格の行方などを検討されました。また、民間事故調では政府や国会の事故調とは異なり、喚問などの強制力を持たない委員会でありながら、最も早く事故一周年に400ページを超す報告書を取りまとめて発表され、現在、その報告書はアマゾンドットコムでのベストセラーとなっているそうです。
この民間事故調は、新たに設立された日本再建イニシアティブ財団の下に、元検事総長の只木敬一氏や「失敗の本質」で第2次世界大戦に敗れると分かりながら突入していくことになった当時の日本を描いた書で知られる一橋大学名誉教授野中郁次郎氏などの有識者委員会と、30人の若手専門家、ジャーナリスト、弁護士などからなるワーキンググループとから成り、その報告書はカーネギー文化財団などの支援で英語および中国語に現在翻訳されつつあるとのことです。北澤委員長のお話を直接うかがい、議論できる機会だと思います。