コロイド粒子は表面がわずかに帯電している。
そしてその電荷の符号はコロイド粒子の物質によって決まる。
例えば水酸化鉄(Ⅲ)ならば正に帯電,のように。
水中をコロイド粒子どうしが反発し合いながら運動している。
そのため,その電荷を打ち消すイオンがあれば,コロイド粒子どうしの反発がなくなるため
凝集し,ついに沈殿する。
電荷を打ち消すためには,反対符号のイオンの価数が大きいものを選ぶ。
水酸化鉄(Ⅲ)ならば塩化マグネシウム(塩化物イオン)よりもリン酸ナトリウムの方が
沈殿させるための効果が高い。