(例題)
NaCl 10gを20℃の水に溶解させるためには,28gの水が必要である。
20℃の水100gにはNaClは何g溶かすことができるか。
溶解度の考え方の基本は,比である。
例えば,100gの水に40g溶解する物質があるならば,
水:100g,溶質:40g,溶液:140gの関係が成り立つ。
ところで,水をもう1杯100g持ってくれば,
水:100g,溶質:40g,溶液:140gの溶液ができるのだから,
溶媒・溶質・溶液すべて2倍になっていることがわかる。3倍,4倍,…でも当然成り立ちますね。
つまり,必要なものを表に書いて比の式を立てればよい。
個人的には,a:b = c:dという式をいちいち書くのは煩わしいので下のやり方をしている。
もちろん,100×10/28でも構わない。