金属のイオン化傾向とは,陽イオンのなりやすさ→電子の取られやすさ を意味する。
逆に言えば,イオン化傾向が小さい金属ほど,「可能であれば電子を取り戻して元に戻ろうとする」気持ち(金属に気持ちなどないだろうけど)が強いということ。
硝酸銀水溶液は銀はAg+の形で存在する。
ここに銅線を入れると,イオン化傾向が銀より大きい銅が銀イオンによって狙われて,
電子が奪われる。逆に電子を奪った銀は単体として析出する。
0.1mol/L硝酸銀水溶液,寒天を混合(観察しやすくするため)して作ってみました。
2~30分もすると銀が徐々に析出してきます。
(12/4 修正しました)