Q1・×
原子量が12と定義されているのは,質量数12の炭素原子である。
同位体があるため実際の原子量は約12.01になっている。(周期表で確認のこと)
Q2・×
過不足なく中和するのは,H+の物質量 = OH-の物質量 である。
問題文の記述では,硫酸1molと水酸化ナトリウム1molが過不足なく中和することになる。
Q3・×
水素は陰性が小さいが,それはあくまで非金属元素内での話である。
NaHなど,相手の陽性が強ければ,Naは当然酸化されることになる。
Q4・×
濃硫酸は水がほとんど含まれないため,電離できるH+が少ない。よって弱酸扱いである。
強酸とは,電離度が大きいという意味である。
Q5・×
塩酸自体に酸化力はない。また,問題文では塩素が発生し,むしろ還元されている。
「強酸」と「酸化力が強い」は別の概念なので混同しないように。
Q6・×
これは付加反応の記述。(これはセンター試験でも出題実績あり!)
置換反応は,鉄触媒のもとに反応させる。